ちょっとした工夫で味も栄養もアップ! 知らなきゃ損する料理のコツの科学
ブロッコリーの栄養素は茹でると破壊される?
ブロッコリーを茹でると熱で細胞が破壊されます。 栄養素というのは細胞の中に含まれているので、 細胞が破壊されると栄養素は お湯の中に染み出してしまいます。
ブロッコリーには、果物・野菜の中でも トップクラスのビタミンCが含まれています。 ブロッコリー20グラムで レモン果汁1個分のビタミンCがとれます。
ゴマはそのまま食べると栄養がとれていない!?
ゴマは食物繊維でできた固い殻に閉じこもっていて、 その固い殻の中に栄養素があり、 そのままで口に入っても そのまま消化されない場合があります。
ゴマをすると香りが出てくるのは、 することで栄養成分、香り成分が出ているのです。
ピーマンが苦手な人は輪切りにしろ!?
ピーマンの細胞は縦長に並んでいるため輪切り(横切り)にすると、 苦み成分や青臭い成分が外に出ます。 そうすることでピーマン自体に残る苦みや青臭さを和らげることができます。
目玉焼きの黄身が美味しくふっくら焼けるのは 高いところから卵を割ったとき? 低いところから卵を割ったとき?
正解は…低いところから割ったとき
卵の黄身はドロっとした液体のように思えますが、 実際は卵黄球という細胞が約180万個集まったものです。 卵黄球が形を崩さずにそのまま加熱されると、 口に入れた時に空気が入ったようなふわっとしたとろけるように感じるのです。
卵黄球は衝撃に弱く、高い位置から落とすことでほとんどが潰れてしまいます。