昨年夏のインターハイ3回戦では市立船橋が1−0で、2ヶ月後の全日本ユースは1次ラウンドで対戦して3−2で鹿児島実業が勝っている。今季は高校サッカーの3大大会すべてで対戦することになった両名門。この戦績が示すとおり決勝戦は接戦になることは間違いないが、勝負の分かれ目は両チームのFWが握っているのかもしれない。
市立船橋は全国随一といわれる堅固な守備陣が売りなのは周知の事実。鹿児島実業もクレバーなセンターバック岩下が束ねるDF陣も非常に高い完成度を誇っている。となると勝負どころはやはり後半。ここで相手守備の一瞬のすきをつく個人の力が大きな意味を持つ。鹿児島実業は得点ランクトップ(4ゴール)の独特のゴール感覚を持つ山下という切り札がある。市立船橋は高さの榎本、うまさの本山、そしてスピードの白山と多彩なアタッカー陣を有する。試合後半は両チームのアタッカーの動きに注目だ。しかも45分ハーフという決勝戦限定の時間も勝敗に影響する可能性も大きい。5年前は市立船橋が2−0で市立船橋に凱歌が上がっているが果たして今回はどうなるのか…。
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