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■準々決勝

三ツ沢球技場

▽ 第一試合
国見 vs 盛岡商
前 半
後 半
合 計

得点情報
渡邉千真(12分)
渡邉千真(17分)
出崎升浩(36分)
前半
後半 福士徳文(7分)
斉藤知志(25分)

▼戦評

国立を目指した一戦。国見は3-5-2だが2トップ2シャドー1ボランチにし、相手2トップと両サイドMFをマンマークにした守備。攻撃は前線の4人が流動的にポジションチェンジを繰り返し、サイドのスペースを空けそこに走り込みシンプルなクロスボールを多用し得点を狙う。対する盛岡商業は4-4-2中盤をフラットにしたシステムで、組織的な守備から2トップを起点とした攻撃で好機を窺う。前半は国見の大きな展開と質の高いクロスに守勢となり失点を重ねた盛岡であったが、後半はショートパス、ドリブルを使った攻撃でリズムが良くなり2点を返す。結局、強豪国見に対し健闘した盛岡であったが力尽きた。両チーム共に持ち前の力を発揮した好ゲームであった。

▽ 第二試合
鵬翔 vs 市立船橋
前 半
後 半
合 計

得点情報
前半 鈴木智博(24分)
オウンゴール(22分) 後半 壽透(38分)

▼戦評

鵬翔は4-4-2で中盤をボックス型に配置し、興梠からのタイミングの良いスルーパスと入船からの正確なロングフィードで市船ゴールに迫る。対する市船も4-4-2のシステムを採るが、中盤はダイヤモンド型にして榎本のボールキープから速い攻撃を展開。両チームともにDFラインを押し上げ、コンパクトな中盤でプレスをかけ合う為攻守の切り換えの早い展開となる中、ポストプレーが崩れて出来た絶好機を着実に決めた市船が先制。その後も鵬翔は興梠と両ボランチの積極的な攻撃参加でチャンスを迎えるが、逆に市船が組織的な守備からのカウンター攻撃で確実に得点を重ねて勝利。市船の試合運びの巧みさが印象に残るゲームとなった。

駒沢陸上競技場

▽ 第一試合
星稜 vs 前橋商
前 半
後 半
合 計

得点情報
田宮裕之(31分) 前半
後半

▼戦評

両校とも4-4-2の中盤ボックス型で配置。運動量豊富な前商は奪ったボールをすばやくFW阿部、都丸にフィードし、更にMF大朏、長部、鈴木が早い押し上げによりこぼれ球を拾い厚みを作る。攻から守の切り替えも早く、FW阿部、都丸が相手DFにプレッシャーを掛け、楽に中盤にボールを出させない。星稜は、数少ないチャンスにMF本田にボールが渡ると相手DFの一瞬の隙をつくスルーパスをFW綿谷、橋本に送り脅かす。前商は得点機を作る為にFKにすべてDF糠谷を前線に上げチャンスを作ろうとするが星稜DF作田、込山が競り負けない。逆に相手のお株を奪うかのように星稜はCKから本田、橋本が精度の高いボールをゴール前に入れチャンスを作る。厳しい戦いを制した星稜に賞讃を送りたい。

▽ 第二試合
多々良学園 vs 鹿児島実業
前 半
後 半
合 計

得点情報
楢崎佑馬(6分) 前半
後半 山下真太郎(2分)
赤尾公(35分)

▼戦評

多々良は4-4-2中盤はボックス。鹿実は4バックの右サイドの選手の出場停止の影響からかこの試合では3回戦の途中から採用した3バックの3-5-2でスタートした。前半は立ち上がりから右のワイドのMFスピード豊かな坪内にボールを集め積極的に攻撃する鹿実に対して多々良はGKとボランチ2人を含む6人のDF陣が粘り強い守りで再三のピンチを防いだ。攻撃に関しては鹿実のカウンターを恐れてか後方からの押し上げが少なく長身のツートップ、ハウバート、石田にボールが渡っても孤立する事が多かった。後半多々良は選手交代。鹿実はチーム戦術の徹底により、両チーム攻め合う好ゲームとなったが最後は風上に立った鹿実が勝利を収めた。

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