第9話
2018.9.5(水)
直人(峯田和伸)と別れて華道に身を捧げる覚悟をしたにもかかわらず、月島流次期家元の座をなな(芳根京子)に奪われたもも(石原さとみ)。一方ななは、「俎上」で市松(小日向文世)の票により勝利したものの、自分がももより優れているとは思えない。ななが市松に選んでくれた理由を尋ねると、市松は、ももが実の娘ではないことを明かした。
そんな中、京都神宮流の次期家元を決める「俎上」が龍一(千葉雄大)と兵馬(大貫勇輔)で行われる。龍一は、投票の権利を持つ理事の過半数を取り込み票固めをしていた。彼がこれまで市松の企てに協力してきたのは、理事の一人である市松の票を手に入れるためだったのだ。しかし、市松はこの催事に欠席、ももとななが代理として出席したことで票が読めなくなる。もし、ルリ子(戸田菜穂)との密会を見せつけて以来のななが票を入れるとしたら……? 兵馬に勝って神宮を継ぐことを目標に生きてきた龍一は、最後の戦いに挑む――!
直人は千秋(香里奈)と交流を深める。千秋は直人に、子どもの頃、母親から辛い仕打ちを受けていた思い出を打ち明ける。直人は、心の傷をさらけ出す千秋を温かく励ます。千秋は直人の優しさに惹かれ始めていた。そんな千秋には、さらに隠された一面があり……。
そしてももは、龍一から自分の出生の秘密を聞かされる。あの「俎上」は、実子であるななを次の家元にするために市松が巧妙に仕組んだ、出来レースだった!? 衝撃の事実に直面したももは激しく動揺し……。