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アメリカ大統領選挙2020

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米大統領選くらべてみました プロフィール編

2020.09.25 公開

 

世界が注目するアメリカの大統領選挙は、共和党の候補者・トランプ大統領と、民主党の候補者・バイデン氏の一騎打ち。今回は二人の素顔に迫って「くらべて」みました。

■プロフィール

【トランプ大統領】

トランプ氏は1946年6月14日生まれのふたご座A型、74歳。
190センチ、108キロとアメリカ人の中でもかなり大柄。
不動産で成功していた父、フレッド・トランプ氏の息子として誕生。
生まれたのはアメリカ経済の中心地・ニューヨーク。中でも移民が多く、民族的多様性に富むクイーンズの生まれ。強硬な移民政策を行うトランプ氏だが、父親がドイツ系の移民であることは有名。
姪のメアリー・トランプ氏の書いた暴露本によれば、トランプ氏は「子供時代から自分を実際よりも優れているように見せるためにうそばかりついていた」とのこと。
高校の課題を姉に肩代わりしてもらい、大学進学の適性試験も他人に「替え玉」になってもらったというエピソードも紹介されている。

【バイデン候補】
バイデン氏は1942年11月20日生まれのさそり座、77歳。
183センチ、98キロ。
生まれは、ペンシルベニア州のスクラトン。かつては炭鉱、鉄鋼、鉄道の街として繁栄したが、現在は衰退し「ラストベルト(さび付いた工業地帯)」と呼ばれている。
トランプ大統領がまさに4年前、熱狂的な支持を集めた白人労働者階級が多い土地柄で、今回バイデン氏は、自身がスクラトン出身だとアピールすることで、トランプ大統領の支持者を奪いたい考え。
しかしバイデン氏は、家族がよりよい仕事を求めたため、10歳の頃にデラウェア州に移住。
そこで、19歳の頃には、所得の低い黒人が多く住む地域のプールの監視員としてアルバイトをしていた。その経験が、バイデン氏が多様性への理解を深めた背景にあるという。


■経歴、家族構成

【トランプ大統領】
トランプ氏の代名詞といえば「不動産王」。ホテルやカジノ経営で成功を収め、ワイナリーやゴルフ場など世界に60以上の不動産を所有。
NYの5番街にそびえ立つ高層ビル「トランプタワー」には、数多くのセレブが住んでいる。
トランプ氏の名前を有名にしたのは、2004年から務めたテレビ番組の司会。歯に衣着せぬ物言いと、「You’re fired!(きみはクビだ!)」の決め台詞で一躍お茶の間の人気者に。
2016年に大統領に初当選するまで政治経験は皆無。
過去に2回の離婚歴があり、現在は3人目の妻、メラニア夫人がファーストレディに。メラニア夫人はファッション誌「VOGUE」の表紙も飾ったことのあるトップモデル。ちなみに、過去の2人の妻もファッションモデル。5人の子どもと10人の孫に恵まれている。

【バイデン候補】
大学卒業後は弁護士として働いていたバイデン氏。29歳の時、当時最年少の上院議員として初当選。温厚な人柄と確実な政治手腕で着々とキャリアを重ね、2008年に黒人初の大統領・オバマ政権が誕生した際には、老練な副大統領として若き大統領を支えた。
50年近い政治キャリアを持つバイデン氏だが、その人生は悲運の連続でもあった。
議員初当選の直後、交通事故で妻と当時1歳だった長女を亡くし、2人の息子も重傷を負う。若手議員だったバイデン氏は、息子たちの面倒を見るため、地元デラウェアの自宅から毎日片道2時間かけてワシントンの議会に通っていた。
その後、回復した長男のボー・バイデン氏はデラウェア州の司法長官に。しかし、46歳の若さで脳腫瘍のため他界。バイデン氏は4人の子どものうち2人を失った。
そのとき、病床のボー・バイデン氏を励ましたのが、現副大統領候補で、当時カリフォルニア州の司法長官だったカマラ・ハリス氏だった。バイデン氏は、自身の息子との信頼関係がハリス氏を選ぶ後押しになったと明かしている。


■趣味・その他

【トランプ大統領】
大好物はハンバーガーやフライドチキン、ピザなどのファストフード。ダイエットコークを1日に何本も飲むことは有名。
一方、アルコール依存症に苦しんだ兄の影響から、アルコールは一切口にせず、煙草も吸わないという。
趣味はゴルフ。自身の著書「敗者復活」の中で、復活の秘訣は「ゴルフをする事」というほどゴルフ好きのトランプ氏。世界中の名門クラブを買収し、アメリカ国内に止まらず、スコットランドやドバイにもゴルフクラブを所有。
ちなみに、同じくゴルフ好きで知られる安倍前首相は初会談の際、トランプ氏のために日本製の金色のドライバーをお土産として持参した。

【バイデン候補】
実はアイスクリームが大好物。長年通っている地元のカフェで注文するのは「ブラック&ホワイト」というメニュー。大好きなバニラアイスとチョコレートをふんだんに使ったシェークだ。
そんなバイデン氏のトレードマークといえば、サングラス。選挙活動の一環として、人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」に自身のアバターを出演させた際にもサングラス姿だった。
趣味は愛車でのドライブ。乗っているのは、結婚祝いに父親から贈られたオープンカーの1967年式の「コルベット スティングレー」で、亡くなった父親と長男・ボー氏の思い出もつまっているという。
また、ランニングや筋トレをすることも好きで、最近では、筋トレする際は「第46代大統領」になれるよう願掛けとして46回ダンベルを持ち上げたりしているという。

■宗教・支持基盤

【トランプ大統領】
トランプ氏はキリスト教プロテスタントの宗派の1つ、「長老派」の教会に幼少期に通っていたことで知られる。自身もクリスチャンであるとたびたび主張。
また、トランプ氏の強固な支持層として知られるのが、聖書の教えを忠実に守る保守的な「キリスト教福音派」。聖書の解釈から、人工妊娠中絶や同性婚を認めず、親イスラエルの姿勢が特徴で、トランプ大統領もその信仰を意識した政策を打ち出してアピールしている。
「福音派」以外の主な支持基盤は、高卒以下の白人の労働者層など。

【バイデン候補】
バイデン氏はカトリック信者であることを公言。実はアメリカ国内におけるカトリックの割合は22%程度(2018年・米ギャラップ)で、過去カトリック教徒でアメリカ大統領になったのはJ・F・ケネディ氏のみ。
バイデン候補の主な支持基盤は黒人層や高齢者層など。

 

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