客が来ない!売上ない!味に自信もない!シングルマザーが働く崖っぷちラーメン店は、プロフェッショナル集団の力を借りて2週間で生まれ変わることができるのか!?
埼玉県の寄居町にあるラーメン店「うさぎや」は、お客さんが来ない、売り上げが上がらない、とにもかくにも味に自信がない、なんとも3拍子揃った利益ギリギリの崖っぷちラーメン店。そんなラーメン店を営むのは、母“くみこ”さんと娘の“まどか”さんの親子2代。二人とも離婚歴があり、“まどか”さんは11歳と9歳になる娘二人を育てる現役のシングルマザー。子ども達は母の背中を見て育ち、「いつも忙しいママをサポートしたい」と率先して家事を手伝う母親思いの小学生。“まどか”さんは そんな子ども達の為にも何とか店の経営を軌道に乗せ、生活に余裕を持ちたいと願っていました。
そこで今回は この「うさぎや」にカミナリの二人を見届け人として据え、経営立て直しの為プロフェッショナル3名を派遣、2週間で立ち直るか密着することに!
そのプロフェッショナル、一人目は…?
一人目は、注文を受けてから麺を打つ自家製打ち立て麺が人気の行列ラーメン店、「麺や七彩」の店主、阪田博昭さん。実は阪田さん、これまで経営に悩むラーメン店を幾つもコンサルし、売上げを3倍以上にした実績もある正に経営立て直しにもってこいのプロフェッショナル!そんな阪田さんが「うさぎや」を訪問して まず指摘したのは、外観。道路沿いに建つ店なのに、建物自体が淡い緑色で看板も目立たないからココがラーメン店だと認識されづらい。更に店の入り口もフェンスで囲われていて なんだか入りづらい。衣服を扱うアパレル店と違って、ラーメン店は一度店内に入ると必ず食べてもらえる売り上げ直結系店舗。その為にも まずは お客様に「あの店に入ろう!」と思ってもらわないといけない。でも この店は目立たない、入りづらい、それではダメだと、素人が聞いても納得のいく的確なアドバイスをくれた阪田さん。
でも、ダメ出しだけではなく、ラーメンの味やメニューにも売り上げにつながるようなアドバイスをたくさんくれて、更には自身の店の看板メニューでもある“打ち立て麺”の作り方を“まどか”さんに伝授!本当に涙が出るほど店の立て直しに貢献してくれたのでした!
2人目のプロフェッショナルは、リノベーションに関する書籍等多数執筆。自身でインテリアショップも運営し、これまで数多くの店舗などの改装を手がけてきた外観・内装の立て直し屋、空間デザイナーの坂田夏水さん。彼女が指摘したのは、阪田さんと同じく目立たない外観と、内装の色合いや家具、家電の配置、更には店内に入ればスグに目を惹く看板商品の写真の設置など、空間デザイナーとしての細やかなアドバイス。
しかも予算がないことを考慮して、自分たちで手作りできるオシャレなのれんの作り方まで教えてくれました!
最後は、宣伝・広告の立て直し屋、グルメ系インフルエンサーのりょうくん!SNSの総フォロワー数はおよそ160万人にも上り、彼が発信したグルメ情報はバズリまくり!タピオカブームの火付け役とも呼ばれる彼が提案したのは、「TikTok」での宣伝方法!今の時代、宣伝活動にTikTokを使わない手はない!チラシを作って配るよりも お手軽でリーズナブル!しかもスグに実践できる!りょうくんは“くみこ”さんと“まどか”さんに、どんな動画をUPすればバズるのか?細かい技を伝授してくれたのでした!
そんなプロフェッショナルのアドバイスを受けて2週間、近所の人や親せきの力を借りつつ店のリニューアルに奔走した“くみこ”さんと“まどか”さん。外観の壁も、店内の天井に至るまで全部自分たちの手でペンキを塗りました。トイレも女性が使いやすくなるよう、自分たちの手で改装しました。その傍ら、手打ち麺の作り方も練習しました。ほぼ毎日、欠かさずTikTokで宣伝活動もしてきました。
その甲斐あって2週間後、カミナリの二人が再び「うさぎや」を訪問すると、見事に外観も内装も生まれ変わった店舗になっていました!淡い緑色から、遠くからでも注目されやすい落ち着いたブラウンの外壁。店内は温かみのある落ち着いた色合いのワイン色とグレージュのツートンカラーの壁に変貌。家具家電の配置もスッキリとし、おかげでテーブルの数も増えていました。そして、何よりも出されたラーメンが一段と美味しくなってる…!その日から、TikTokの効果もあってかお客さんの数も増えました。だから気になる売上金額は、なんと倍以上に増加!努力が報われた結果になったのでした!今回は本当に3人のプロ集団のお力添えあってこその成果!
“くみこ”さん、“まどか”さん、これからもたゆまぬ努力を続けて、お店の運営を頑張ってくださーい(*^_^*)