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ザ!鉄腕!DASH!!

日曜よる7時00分~7時58分 放送

グリル厄介 ~千葉県手賀沼 ウシガエル~

2020.07.26 公開

今回、城島、加藤、そして関ジャニ∞の横山裕がやって来たのは、千葉県我孫子市の手賀沼。
古くから、ウナギや川魚の名産地として知られているが、そんな名産の伝統食材も、厄介者が食い荒らしてしまい、数が激減。
だけではなく、千葉県で最重要保護生物に指定されているニホンアカガエルをはじめ、手賀沼の生き物を約60種以上捕食し、生態系を破壊する厄介なヤツ。今回のターゲットはアメリカ大陸原産、ウシガエル。


元々、日本の食糧難の救世主として移入され、養殖もされていた。しかし戦後、食が豊かになり、捨てられ大繁殖。
成長すれば、最大30cm、体重800gにも。
その巨体に似合わぬ素早い動きで、口に入るものは全て一飲み。
各地の生態系を破壊するだけでなく、半径1km先まで届く鳴き声で、住宅地にも被害。
騒音被害は全国で相次いでおり、手賀沼周辺の住宅地に住む住民からも苦情の声が。


しかし、捕まえようにも、ウシガエルを捕獲するのは至難の業。
ウシガエルの視野は300度以上。動くものなら50m先まで認識できる。
さらに、むき出しの鼓膜は500円玉サイズ。5m以内なら、人の呼吸音まで感知。
「捕まえるのが相当難しいってことですよね」
現在、ウシガエルの捕獲はカニかごなどの罠が主流だが、川では流されてしまう恐れがある上に、貴重な在来種まで捕らえてしまうことも…。


現在、ウシガエルは全国に1億匹以上。これ以上被害を広げる前に有効な捕獲法を見つけたい!
今回は世界各国の警察や特殊部隊でも使われている強力ライトをレンタル。
というのも、人も強い光を当てられると目がくらみ一瞬動きが止まる。
さらに、「耳が良すぎるのを逆手にとって車を使います」と加藤。
ウシガエルはエンジン音には慣れている為、近づく際の足音をかき消す。
城島、加藤が車で捜索しウシガエルを見つけたらライトで目くらましして、カエルの位置を無線で横山に指示。
横山が対岸からウシガエルにそっと近付き、タモで掬う作戦。


「指示出すのも、連携が大事ですよね?」という横山に対し、「指示は任せてよ」と城島。
横山が不安な訳は1年前石垣島でグリーンイグアナを捕獲する際に、指示役だった城島がグダグダだったから。
不安を感じながらも早速捜索開始。
ウシガエルは夜行性で夜はエサを求め水面から顔をだす。ライトが当たれば反射して目だけが光る。
「いたいた!」と城島が、草むらに潜むウシガエルを発見!


しかし、草が邪魔をし、横山から姿は見えない。頼りになるのは城島からの指示だけ。
城島の指示を頼りに横山がウシガエルに近付き、タモで掬い取ろうとしたがウシガエルが逃げてしまった。
失敗の原因は、タモを振る直前に丈の長い草に触れたことで、振動が伝わり、警戒されてしまったと考えられる。
とは言え、タモが届く距離まで近づけたのは、城島加藤が当てているライトが効いている証。
捜索を再開すると、推定20㎝越えのウシガエルを発見!横山との距離は、およそ10m。
今度こそ捕獲できるか?


今回も、横山が城島からの指示を頼りにカエルに近付くが、相変わらず城島の指示が要領を得ないため、横山も思わず「明確にカエルの位置を指してもらっていいですか?どこか確認できていません」
これ以上城島に付き合っていては逃げられてしまうと判断した横山は、自分の嗅覚でタモを振り下ろす!
今度は、周りの草にも触れることなく水面を捉えたが、位置が少しずれていたため、捕獲できなかった。


城島には任せておけないと、加藤が指示役をバトンタッチ。
的確に横山に指示を出し、指示を受けた横山がタモでウシガエルを見事捕獲に成功!
「大変言いにくいですけど、加藤さんの指示の方がわかりやすいです」という横山に、城島も笑うしかなかったが、これで、光を使えば捕らえられることがわかった。


試して起きたい捕獲方が、もう一つ。その準備は、昼間のうちから進めていた。
手賀沼から約1kmにある自然保護地域の谷津ミュージアム。
地元・ボランティアの方々の活動により、手賀沼地域の古くからの環境が残る場所で、ニホンアカガエルやヘイケボタルなど貴重な生き物の繁殖地に。しかし、敷地内の池の中にもウシガエルが入り込んでしまっているという。
タモで掬うと、最大15㎝にもなるウシガエルのオタマジャクシが!


ウシガエルが一度に産む卵の数は、約2万個。孵化から2~3か月でカエルの姿に。
そうなれば捕獲は困難で、地元・ボランティアの方々も、毎年カエルになる前に駆除しているのだが、今年は、新型コロナウィルスの影響で、駆除活動ができなかった。
しかも、周囲は住宅地。この池から繁殖すれば…「鳴き声が、ものすごい迷惑ですね」


そこで、網目8㎜の小型の地引網を使って、ウシガエルも、オタマジャクシも一網打尽に。
池全体を囲う様に網をいっぱいに広げ、一度水に沈め、アメリカザリガニを10匹、水面ギリギリにつり下げ、ウシガエルをおびき寄せる。
エサを求め活発に動く、夜を待ち、二手に別れ、両側からこっそりと網へ近付き、城島の合図で、同時に両側から引き上げる!


気配に気づかれ、茂みの中へ逃げこまれる前に、両サイドの網を張り、逃げ道を無くして捕まえる!
陸に網を引き揚げると、泥の中には大量のオタマジャクシが!
1回の地引網で、オタマジャクシ190匹、ウシガエル1匹を捕まえる事に成功!
その後、スタッフも手分けして、捕獲を続けた。


捕まえたウシガエルを携えて、やって来たのは、東京都台東区三ノ輪。
かつては、東京オリンピックの建設ラッシュで、三ノ輪周辺に1万人以上の労働者が。
その働く男たちの胃袋を支えるため、多くの飲食店が軒を連ねた。
今でも、当時から残る名店様々。下町の人々を魅了し続けている。
そんな三ノ輪で、長年・常連に愛される店が『弁天総本店』。腕を振るうのは、19歳から料理一筋。
鶏の魅力に取りつかれ、50歳で鶏料理専門店を構えた宮地寛シェフ。
看板メニューは焼き鳥だが、鶏料理ならジャンルを問わず、和・洋・中、100以上のレシピを操る。


宮地シェフ、実は7年間フレンチレストランで働いた経験が。
フレンチでは食用ガエルは定番の料理だが、使用するのは主にヨーロッパトノサマガエル。
なので、宮地シェフもウシガエルは初めて。
素焼きにして身質を確認してみると、宮地シェフ「肉が締まって硬くなった。味もない」
しかし、宮地シェフ
宮地シェフ「味がないから何にでも化ける、楽しみな食材」
鶏に魅せられて20年。その豊富な知識で日本中の鶏肉をワンランク上の料理に生まれ変わらせてきた。
ならば手賀沼の生態系を破壊する、この厄介者も美味しく調理してくれるはず。


まず1品目は、『串ガエル 2種盛り』。
ウシガエルのもも肉を炭火で焼き、梅肉としそで合わせた「カエルもも梅しそ」と、すね肉を叩いて作ったつくねに秘伝のタレをつけた「カエルのつくね」のこだわりの2種盛り。
「厄介ロケで、1位!」と城島も大絶賛!


宮地シェフこだわりの2品目は、『フロッグナゲット』。
ミンチにしたウシガエルの身に、骨からとった旨味たっぷりの出汁を加えて油で揚げた、ジューシーなナゲット。
「肉汁がぶわーっと出て来る!最高!」と横山。
そして、城島は「やっぱこれが1位ですよ」と、早くも記録を更新。
手賀沼の生態系を荒らす厄介者も、その料理法が見つかれば食べて減らしていけるはず!

【グリル厄介 特設サイト】

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