明日、初戦を迎える南米王者インテルナシオナル（ブラジル）が
試合会場の国立競技場で最終調整。
練習後の会見では、エースのフェルナンドンが自信のコメントです

準決勝の相手は、アフリカ王者アルアハリ（エジプト）！
コロラド（ポルトガル語で赤）とエジプトの赤い悪魔よばれるアルアハリ。
「赤」の直接対決は明日19:20　国立競技場でキックオフ！

カルバーリョ会長　この大会に参加することができて光栄に思っている。
ここ最近のインテルナシオナルは世界の舞台で飛躍しこうして海外進出も果たした。
長い歴史の中低迷した時期もあったが、クラブの哲学は変わっていない。
長年の積み重ねの中で、チームは成長してきたといえる。

ブラガ監督

１９８８年に初めてインテルナシオナルの監督に就任してから、
何度かこのクラブを率いているので
この１８年の間でいかに素晴らしい成長を遂げたか実感している。
また、この良い流れに乗ることができてうれしく思っている。
実は、このたび私はクラブと契約更新した。
あと１年このチームを率いることをご報告したい。

フェルナンドン

このような世界的な大会に参加することに責任も感じている。
チームスタッフ、選手たちが一丸となって、
世界一のタイトルのために万全の準備ができたと思う。

アレックス

私は２００４年にインテルナシオナルに入団したが、
今改めてこの素晴らしいクラブでプレーすることをうれしく思っている。
インテルは低迷した時期もあったが、
今年はリベルタドーレスカップで優勝し、こうしてクラブ世界一の称号を狙える。
僕にとって幸せな瞬間を迎えられることを期待している。

Ｑ．アレッシャンドレ・パトのような、まだ１試合しか出場していない選手は
どのように臨むべきか経験豊富な先輩からのアドバイスは？

フェルナンドン

彼の技術はずば抜けている。
１７歳であれだけできるのは素晴らしい。
まだ７０分ちょっとしか試合に出場していないが、
まるで冷蔵庫のように冷静なんだ。
試合を決定付ける力があると思うが、
それには周りがプレッシャーを取り除いてあげないといけない。
まだ子どもっぽいところもあるけれど、
重要な試合をこれまで戦ってきたか大人のようにも思える選手だ。

Ｑ．アレッシャンドレがインタビューを受けないのはなぜ？

ブラガ監督

彼の意思を尊重している。
ただ、メディアの皆さんも
「アレッシャンドレ、アレッシャンドレ」と騒ぎ過ぎではないだろうか。
１７歳の青年に対して、このように騒ぐのは過剰だと思う。
チームにとってポジティブな存在であることは確かだが、
レギュラーになるには、まだまだ技術が必要。

Ｑ．アルアハリについて、どのような考えを持っているか？

ブラガ監督

実は、ジョゼ監督はポルトガル時代からの友人なので、
昨年のアルアハリの試合も見ている。
アルアハリはチーム力が高く、アブトレイカは能力の高い選手だ。
明日は厳しい試合になるだろう。
向こうは２試合目でプレッシャーから開放されているという点で、
アドバンテージがあるだろう。
しかし、われわれも優勝を狙っていきたい。

Ｑ．昨年はサンパウロＦＣが優勝したが、インテルナシオナルへの影響はあるか？

フェルナンドン

それはプレッシャーにはならないが、同じブラジルという責任はある。
ブラジル人選手は、いつもブラジルを背負っているという気持ちで戦っている。
明日はエジプト王者に対して尊敬の念をもって戦いたい。

Ｑ．フェルナンドン選手は先日
「日の丸と同じ色のインテルナシオナルを日本のファンにも応援してほしい」と言っていたが
日本のファンを意識しているのか？

フェルナンドン

それはとても重要なことだと思っている。
バルセロナ、そしてヨーロッパのクラブの知名度やユニホームの売り上げはダントツだからね。
私たちも何かアピールしないとね！日本ではホームのつもりで戦いたい。
ブラジル人は日本人をとても尊敬している。
ブラジル人にとっての夢はリベルタドーレスカップで優勝し、日本に来ることなんだよ。