TOYOTAプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップジャパン2007

試合速報


Match3 準々決勝
愛知・豊田スタジアム 12月10日(月) 19:30 キックオフ
セパハン 1 0 前半 1
1 後半 2
1 合計 3
3 浦和レッズ
カリミ(後半35分)
得点 永井雄一郎(前半32分)
ワシントン(後半9分)
オウンゴール(後半25分)

戦評    写真

選手交代
9 H.ジャファリ→21 バヤト(後半0分)
14 ベロ→13 カリミ(後半0分)
12 アブ・アルハイル→25 ロビニアン(後半31分)
8 シュート 12
23 FK 17
4 CK 6
1 警告 0
0 退場 0
4 オフサイド 5
選手交代
9 永井雄一郎→8 小野伸二(後半26分)
17 長谷部誠→30 岡野雅行(後半43分)

Pos No 選手名
GK 22 サバリ
DF 5 アヒリィ
8 ベンガー
17 ムジリ
MF 7 バハドラニ
9 H.ジャファリ
12 アブ・アルハイル
28 ハジサフィ
FW 14 ベロ
20 エマド・リダ
23 サレヒ
控え選手
GK 15 サデグザデ
DF 3 タラベ
11 カゼミ
MF 4 ナビドキア
6 アクバリ
21 バヤト
25 ロビニアン
27 A.ジャファリ
30 パピ
FW 13 カリミ
26 アリモハマディ
監督   ボナチッチ
 
Pos No 選手名
GK 23 都築龍太
DF 2 坪井慶介
4 田中マルクス闘莉王
5 ネネ
MF 3 細貝萌
13 鈴木啓太
16 相馬崇人
17 長谷部誠
22 阿部勇樹
FW 9 永井雄一郎
21 ワシントン
控え選手
GK 1 山岸範宏
DF 12 堤俊輔
19 内舘秀樹
MF 6 山田暢久
8 小野伸二
14 平川忠亮
27 西澤代志也
30 岡野雅行
FW 18 小池純輝
監督   オジェック


戦評

12月10日、アジアそして日本を代表し浦和レッズが世界デビューを果たす。
対するはアジアチャンピオンズリーグ決勝で対戦したセパハン(イラン)。
今年3度目の対戦となる、互いを知り尽くした相手。

浦和レッズは、ワシントンと永井が2トップを組み、けがで外れたポンテに代わり、トップ下には長谷部が入った。左SBには相馬を起用。また、左太ももの状態が心配される田中達也は、ベンチ入りしなかった。

 

一方のセパハンは、右太もも痛で初戦を欠場した司令塔ナビドキアに加え、初戦で、その代役を
つとめていたMFカリミもベンチスタートとなった。
また、インフルエンザが心配されたボナチッチ監督も、姿を見せた。

午後7時30分、セパハンボールでキックオフ。
「世界の舞台を楽しみたい」と誰もが語っていた浦和レッズは、開始早々から積極的にしかけていく。

前半7分、この日トップ下に入ったMF長谷部が中央からドリブル突破、ペナルティエリア手前で
シュート!これはDFに阻まれる。

8分、今度はFWワシントンが右サイドのスペースへドリブル。ペナルティエリアに切り込むが
DFクリア。
10分、左サイドの相馬が鋭いドリブルを見せるが、DFが足をかけてストップ。
11分、再び左サイドを闘莉王と相馬がコンビプレーで崩し、相馬がクロス。
クリアされるが、右サイドからMF鈴木啓太がアーリークロスをあげ、ワシントンがヘディング!
このシュートはゴール右。


16分、左のCKを永井がファーへ高いボールを送る。これをDF闘莉王がヘッドで中央に折り返し、
ワシントンがシュート!力が入りきらずGKサバリが難なくキャッチ。

21分、MF鈴木啓太がボールを奪うと、そのまま自ら切り込んでシュート!これはGK正面。
23分、FWワシントンが、豪快なドリブル突破。DF2人をかわしゴールに迫るが、GKがクリア。
そのリバウンドを拾ったDF相馬が、利き足ではない右足でシュート!
これは、ワシントンに当たってしまう。

25分、MF阿部が中盤で奪ったボールを、FWワシントンへと出す。ワシントンはDF陣をボールを
浮かしてかわす。さらにペナルティエリア直前で1人をかわし、シュート!これは、枠の外。

防戦一方となったセパハンだが、ようやく反撃を開始。27分、エマド・リダから中央にラストパス。
FWベロが走り込んでくるが、浦和DF陣がクリア。ヒヤッとするほど決定的なチャンスを逃す。

30分にはレッズに絶好のチャンスが訪れる。
FWワシントンの縦パス、左サイド相馬が反応して駆け上がり中央へクロス。
ゴール前、FW永井のトラップは乱れたが、ちょうど走り込んできたMF長谷部へ落とす形となり、
長谷部がシュート!アウトサイドにかけたボールは右へ!

歴史的瞬間は、前半32分に訪れる!
左サイドの相馬がDFとの1対1をかわして縦へドリブルで切り込み、ゴール前へ低いクロス。
FW永井は合わせるだけ!ゴールに流し込み、浦和が先制!
この大会、日本勢として初ゴールは永井!アジアCLのMVPが世界の舞台でもゴール決めた。

  

セパハンは、35分にFKをゲット。FKをベロが頭で合わせるが、阿部が競り勝つ。

42分、MF鈴木啓太が倒されFKに。
距離はあったが、DF闘莉王が軽くヒールで流し、阿部!ふかしてしまう。

ロスタイム、セパハンのMFバハドラニがロングシュート!

一方、浦和レッズは右サイドから左サイドの相馬までサイドチェンジのボールが流れたが、
相馬は中央に短いパスを出し、阿部がミドル!
追加点こそ生まれなかったもののスタメンに入った相馬が、いい働きを見せる。

両チームとも、ゴールには及ばず、浦和1−0で前半終了。

後半、追いつきたいセパハンは選手2人を交代。
FWベロに代えFWカリミ。MFのH・ジャファリに代え、MFバヤトを投入。

そのFWカリミが後半2分、右サイドでボールキープ、MFハジサフィがクロス。
浦和のクリアが小さく、ペナルティエリア右の角度のないところからシュートが飛ぶが、
クロスバーに阻まれる。

7分、中央でボールを受けたMFハジサフィがミドルシュート!決めきれない。

対する浦和レッズは、後半最初のチャンスをゴールに結びつける。
9分、またもDF相馬!相手陣内でボールを奪い、ドリブルで切り込んでいく。
阻まれたものの、組み立て直して、中央のMF阿部がスルーパス。
右サイド、ペナルティエリア外でボールを受けたFWワシントンは、相手DFをかわし、
飛び出してきたGKをもかわし、角度のないところからシュート!
ワシントンの気迫のゴールで、浦和レッズが追加点!!

2−0とされたセパハンは13分、GK都築がパンチングしたボールを拾ったMFハジサフィが胸トラップで
DFをかわし、シュート!ゴール左に外れる。

14分、FWサレヒのロングシュート!これもGK都築が正面でキャッチ。
18分、中央でパスを受けたFWサレヒが、反転してボレーシュート!
ジャストミートせず、GK都築が難なくキャッチ。
23分、左サイドのDFムジリがクロスを入れるがDFに当たり、ゴール前のMFカリミには届かない。
攻め手にかける。

25分、左サイドの相馬がまたドリブル突破、DFをかわしてクロス!
永井がヘディングでゴールを狙うが、セパハンDFアギリーが痛恨のクリアミス。
オウンゴールで、浦和のリードは3点に広がる。

28分、浦和レッズは先制ゴールのFW永井に代え、MF小野伸二を投入。


33分、セパハンのボナチッチ監督は3枚目の交代カードを切る。
MFアルハイルに代え、MFロビニアンを投入。これで司令塔ナビドキアの出場チャンスはなくなった。

その直後の35分には、セパハンが裏を狙ったスルーパスを、浦和DFクリアミス。
フリーでゴール前に抜け出したMFカリミが、落ち着いて流し込み3−1となる。

45分、浦和レッズは中盤でダイレクトパスをつなぎ、左サイドの相馬がペナルティーエリアに切り込み、
シュート!DFにブロックされ、こぼれ球はオフサイドの位置。

ロスタイムは3分の表示。
オジェック監督はMF長谷部にかえFW岡野を投入。場内が盛り上がる!

残り1分を切ったセパハンは、中央左の位置でFKを得る。
ゴール前に入れ、FWサレヒがへディングシュート!これはクロスバーを直撃!
その前にオフサイドの判定も。

3−1で浦和レッズが勝利。日本勢で初の1勝をあげ、次は準決勝でACミランと対戦する。



◆浦和レッズ 試合後オジェック監督会見
◆浦和レッズ 試合後選手インタビュー
◆セパハン 試合後ボナチッチ監督会見

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