浅田真央 タケノコ王&鬼嫁とマツタケ探しへ!4年越しリベンジなるか?
12月13日(金)放送の『沸騰ワード10』は、4年ぶりとなる浅田真央のマツタケ狩りに密着。
「本当に農業に興味があって、老後は自給自足の生活がしたいんです。老後の夢なんです」と、自給自足の夢を叶えるべくタケノコ王に弟子入り志願した浅田。4年前には、亡きキノコ王とマツタケを探したが見つからなかった。今回はタケノコ王、鬼嫁とともにリベンジに挑む。
珍キノコ、高級キノコを次々と発見!
この撮影時、マツタケのシーズンは過ぎていたが9月並みの気温が続いていたため、まだマツタケが採れる可能性が高いという。
早速山に入ると、アカモミタケを発見。
アスパラガスに似た歯切れのよい肉厚なアカモミタケは、旨み成分のグアニル酸を含み、天ぷらや炊き込みご飯にぴったり。
続いて見つかったのは、ぬめりのあるふんわり食感が特徴のハナイグチ。
煮物やみそ汁の具材に最適で、ビタミンB群も豊富。「宝探しみたいだ!」と目を輝かせる浅田。
さらにホテイシメジも発見(※食用と正確に判断できない場合は専門機関に確認を仰ぐことをお勧めします)。
シコシコした歯ざわりが特徴で、干して煮物にするとうまみの強いダシが出る。おすすめは煮物やバターソテー。ただし、別名ヨイツブレとも呼ばれ、お酒を飲んだ時に頭痛や吐き気を起こすアセトアルデヒドの分解を妨げる成分を含むため、お酒と一緒に食べるのは厳禁。
このように、出だしは好調!マツタケ菌はアカマツの根っこ周りに生息し、アカマツから光合成でできた栄養分をもらい成長するキノコ。水はけや風通しのいい急斜面に生えることが多いという。カサの開いていない食べごろのものはまだ土に埋まっていることが多いので、下から覗き込むように探す一同。
そんななか、浅田がレアなキノコ「大黒シメジ」を発見!
うまみ成分であるグアニル酸はマツタケの2倍。プリプリの食感で、フライ、ソテー、炊き込みご飯などどんな料理にも合う、まさにシメジの王様だ。一般的なぶなシメジとは別種で、七福神の大黒様に似た形からその名がついたという。
続いて、ハツタケも発見。
キノコのシーズン初めに発生することからその名が付いたそう。傷がつくと緑色に変色するという不思議な特徴を持つ。見た目からは想像できない程のダシと味、香りを持ち、食物繊維も豊富。マツタケやシメジと同格に扱われるほどの実力派だ。
期待が高まりつつ、マツタケが出やすい急斜面を登り続けること40分。松の根に奇妙な形のキノコを発見。これは、ほうきのように細かく枝分かれしたフサヒメホウキタケで、食毒不明のレアキノコとのこと。
直後に、鬼嫁もこの山では初めて見たというクロチャホコリタケにも遭遇。カサからホコリのような胞子を飛ばす珍しいキノコで、図鑑にも載っておらず、こちらも食毒不明。
他にも、カヤタケや、ナラタケも見つかる。
ナラタケは味が濃くほのかな甘味があり、素材を活かした大根おろしあえやみそ汁がおすすめだという。
さらに、崖や岩に生えるイワタケの大群落も発見。キノコではなく苔類の一種で、1年でたった1mmしか成長しない高級食材。一晩水につけて戻し、刺身、天ぷら、油炒めにして淡白な味と歯応えを楽しむという。
ピンチはチャンス!? マツタケ発見なるか?
続々とキノコを見つけ、「奇跡だね今日、めちゃくちゃ楽しい!」と浅田は大喜び。しかし一同は山のルートを間違えていたことが発覚…!レアなキノコが次々発見されたことで、本来のルートを外れてしまっていたよう。
日没まであと1時間。頂上にある秘密の場所は諦め、下山しながらマツタケを探すことに!最後の望みをかけたのは、赤松の群生林。
まずは、クロカワとシロカワを発見。
クロカワはほろ苦さがクセになるうまみたっぷりのキノコで、素材の味を活かした網焼きや炊き込みご飯がおすすめ。シロカワはさらに高級で、甘味を感じるほどうまみたっぷりの逸品だという。
この2種はマツタケの近くに生えることが多いといい、残り時間15分、気合十分でマツタケを探し続ける。途中、キノコ界トップクラスの毒性を持つ「悪魔の天使」ことドクツルタケに遭遇するハプニングも。
そして、日没直前、ついにマツタケらしきキノコを発見!? 慎重にヘラで掘り出すと、なんとそれは本物のマツタケ!
「採ったー!」と歓喜の声を上げる浅田。その価値はなんと16000円。さらにその周辺から2本目も見つかり、この日の収穫は高級キノコと合わせて6万円分に。
待望のマツタケ料理とキノコ料理を満喫!
そして下山して、早速調理をスタート!
マツタケはホイル焼きに。料理酒をつけたペーパーで土の汚れを落とし、半分にカットしてホイルで蒸し焼きにすることで、旨味をギュッと閉じ込める。
浅田は「あ~香りがすごい。歯応えもあるし、噛んでもずっと残っている!」と感動。タケノコ王の「マツタケと一緒に暮らしたい」と迷言も飛び出した。
この日採れた様々なキノコは、「鬼嫁特製 しょうゆ仕立てのきのこ鍋」に大変身。
浅田は「今まで食べたことないきのこ!香りが違う!スペシャル!」と驚いた。
クロカワは、「クロカワのチーズ焼き」に。「ほろ苦いきのこだからチーズと相性がいいの!」という鬼嫁の言葉通り、見事なマリアージュ。「すごいジューシー!ちょっと苦味があって、チーズと合わせるとクリーミーになってちょっとトリュフみたい」と浅田も絶賛した。
さらに、タケノコ王が「アユと青竹の炊き込みごはん」を調理。
地元・静岡産の子持ちアユを網焼きにし、青竹に入れて豪快に炊き上げる。アユの旨味がたっぷり染み込んだ一品だ。浅田は「完璧です!最強の鮎ごはんです!金メダルです!」と大興奮。
最後は、タケノコ王が1週間かけて作った「トリプルアクセル流しつけ麺台」を利用した流しラーメン。麺は綺麗に流れて、大成功!
フィギュアスケートの要素を取り入れた遊び心ある仕掛けに、一同は笑顔に包まれた。