母の優しさで命の危機
大ヒットソング「ようかい体操第一」を歌う元Dream5のメンバー・大原優乃。
最近ではグラビアでもブレイク中。
現在は女優としても活躍中の彼女だが、実はとんでもないアレルギーと闘っていた!
1999年、鹿児島県生まれの優乃。
地元の学校に通いながら小学4年生からDream5として、テレビ番組や、全国各地のイベントで大忙しだった。
そして中学生の頃、仙台でイベントに出演したその日に事件は起こった。
そのイベント終了後、優乃はスタッフとおでん屋さんへ。
そこはメンバーの親戚が経営する店だった。
おいしいおでんをお腹いっぱい食べた。
しかし数十分後…のどにかゆみが。
まさか、おでんが原因で!?
ここはメンバーの親戚のお店。失礼だと思い我慢していたのだが…。
しばらくすると…呼吸が苦しい!
さらに、全身にじんましんが!
明らかにアナフィラキシーの症状だった!
実はコレ…優乃の母親の娘への思いやりと彼女の超うっかりが起こしたもの!
つまり、彼女はおでんを絶対に食べてはいけない人だったのだ!
このアレルギーが分かったのは1歳のとき。
離乳食も後期で、いろんなものに挑戦していた。
するとある日…まぶたが腫れ、口元に赤みが出た。
さらに蕁麻疹と異常な呼吸も!
両親はすぐに、幼い優乃を連れて病院へ。
点滴などの処置を受け、この時は大事には至らなかった。
魚全般でアレルギーが判明
小児科医から症状が出る前に何を食べさせたか聞かれた両親。
その日食べたのは…父親が釣ってきたクロダイ。
この日、そのクロダイを味噌汁にして、初めて優乃に魚を食べさせたのだ。
ということはクロダイアレルギーなのか?
検査してみると…なんと、魚の項目ほとんどに高い数値が見られた。
実は魚アレルギーの場合、原因となるタンパク質が多くの魚に共通して存在しているため、どれか1種類がダメなら、他の魚でも反応を起こす可能性がある。
つまり魚全てがNGの可能性が…。
この出来事以降、両親はかなり料理に気をつけたので、症状が出ることはなかったが…。
娘の魚を食べたいという好奇心を奪うことが母は辛かった。
小学校はアレルギーに対応してくれる学校を探し、車で通った。
毎月、給食の献立を細かく打ち合わせては調理器具や食器を別にして、専用の給食を作ってもらった。
そんな頃、信じられない事が。
ある日…両親が寝ている優乃を連れて、友達夫婦とお寿司屋さんに行った事があった。
両親は魚に触れることもないし大丈夫だろう…と思っていたのだが…
寝ていた優乃からアレルギー反応が!
魚を食べても触ってもいないのになぜ?
実は、より過敏な魚アレルギーの人は調理時に出る蒸気や煙でも反応を起こすことがある。
海外では、家で魚を調理していたことが原因で子どもが亡くなってしまった、という事例もあるほど。
そう、彼女は魚を食べるだけでなく、魚が調理される場所に近づくのも危険だったのだ!
彼女がおでんを食べた理由
では、なぜあの日おでんを食べてしまったのか?
もちろん、おでんには出汁や練り物など、魚が原材料のものがたくさん入っている。
なのに彼女は、遠慮なくガンガン食べていた!!
実はコレには、好きなものを食べられない娘を可哀想だと思っていた母の優しさが関係していた。
彼女にとって「おでん」は、家で母親が作ってくれる、魚を一切使わないものだった。
この優しさが裏目に出たのだ!
そのため彼女にはおでんが危ないという意識がなく、つみれも家では魚ではなく、鶏肉で作られていたので、気づかずガッツリ食べてしまった!
その結果、命を脅かす事態になってしまった。
結局、万が一のため持ち歩いていた薬を飲んで大事には至らなかったが、
それ以来、魚には触れてもいない。
そんな魚アレルギーの大原優乃さん。実は他にもダメなものが!
最近、グラビアの仕事で体にある異変が起こるという。
それは海で撮影をした後のこと…肌が荒れてしまったのだ。
まさか、魚がいるから海もだめというのか!?
ということで今回、血液検査に加えてより詳しく調べるため、直接肌にエキスを垂らすプリックテストを行った。
ちなみに、プリックテストでは血液検査では調べられないウナギ、コイなども検査。
やはり検査をした全ての魚で陽性反応が出た。
そして気になる海水はというと…こちらはアレルギー反応は出なかった。
アレルギー専門医の渡邉直人医師によると、海水そのものは問題ないが
グラビア撮影時には、海の中に魚が多くいたことで、アレルギー反応が出た可能性が考えられるとのことだった。