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対決カレイvsヒラメ!
#716 (2004/01/25)
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今の季節旬の魚であるカレイとヒラメ。平べったい魚ということでよく似ていますが、しかし食べ方となるとヒラメが刺身なのに対し、カレイは煮付けや唐揚げ。いったいなぜこんな違いがあるのでしょう?今回はカレイとヒラメの違いを徹底的に追及。そしてカレイとヒラメの簡単な見分け方もお教えしちゃいます。
カレイとヒラメは、海の底で他のものに成りすまし隠れることが出来ます。これを擬態というのですが、両者はその擬態の上手さから“海の忍者”とも呼ばれます。しかしこの擬態の仕方がカレイとヒラメでは違うのです。ヒラメは鮮やかに周りの色に合わせ変化しますが、カレイは色の変化は苦手。なので代わりに砂の中の潜ってしまうのです。なので目を見てみると、ヒラメはほとんど出ていないのに対し、カレイの目は飛び出ているのです。これで両者の見分け方もカンタン!
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カレイは出目、ヒラメの平たい目の中はハート型。これが見分けるポイント!
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刺身で美味しいヒラメ、煮付けにしてもカレイより美味しいのでは?ということで、10人の主婦の皆さんにヒラメとカレイの煮付けを食べて頂きました。するとなんと7対3でカレイの方が人気があったのです。ヒラメの煮付けはちょっと固いとのご意見。実際固さを測ってみると、火を通した後はヒラメの方が固かったのです。これは両者のエサの食べ方の差が理由でした。ヒラメは小魚などをさっと泳いで行き捕まえ食べるのに対し、カレイはイソメというゴカイの一種の底生生物などを、海底で待ち伏せして食べるのです。なのでヒラメの方が筋肉が引き締まっており、熱すると固くなってしまうのです。
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ヒラメは舞い躍って小魚を捕食するが、カレイは海底で待ち伏せして底生生物を食べる!
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最近回転寿司でお手頃に食べられるようになったエンガワ。しかしこのエンガワにも恐るべき事実が。なんとこのエンガワはヒラメのものじゃなかったのです!回転寿司で、ヒラメより安いエンガワ、あれはカラスガレイという巨大なカレイのエンガワだったのです。
「目がテン!」では他の魚にもエンガワは無いのか、探してみました。アジやタイやマグロも、ヒレの付け根に確かにわずかかながらエンガワは有りましたが、ヒラメのような歯ごたえは有りませんでした。
ヒラメやカレイは、実は浮き袋の無い魚。なので泳ぐ時は長い背ビレと腹ビレで力強く泳がなくてはなりません。カレイが海底に潜る時も同様。なのでヒレの付け根のエンガワが発達しているのです。
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