東京の私立和光小学校の5年生のもとに、番組からニワトリの有精卵が届けられました。なんと人間の手で卵を温めてかえしてみようという前代未聞の実験を行おうというのです。ニワトリの卵がかえるのには21日、およそ504時間かかります。ふ化するか微妙な時期になる19日め以降はふ卵機の力を借りなくてはなりませんが、それまでは人間の手で温めても大丈夫だというのです。子供たちは、体育の授業中などにはふ卵機の力も借りつつ、服やタオルなどに卵をくるんで温め続けました。
もちろんいつもの「目がテン!」らしい実験もあります。鈴木アナは、白味と少々の塩と、溶化銀だけで、白黒写真を作ることに成功しました。また、ニワトリを2つのグループに分けて、一方のニワトリには黒い色素を混ぜたエサを、もう一方には、黒、赤、黄の色のついたエサを1日ごとに、それぞれ10日間与え続けたのです。すると前者の卵の黄味はみごと真っ黒!後者に至っては、黒、赤、黄が層になった、バームクーヘンのような黄味になってしまったのです!
| 卵の黄味の色は、エサの色で決まる!
|
|
21日め、子供たちの温めていた卵は、続々ふ化しました。ふ化率も70%と、これ、なかなかの好成績だったのです。子供たちは感動で涙々。スタジオでは所さんも思わずウルウルしていました。(ヒヨコたちのその後については600回へ)
|