なんと私だけ、雑味が多い方を美味しいと感じちゃいました。

うーん、京料理の繊細な味は
ちょっと私にはわかりませ〜ん！

　京都の水を使った昆布だしと、東京の水を使った昆布だし。美味しく感じるのはどっち？？３人のソムリエが京都に軍配を上げる一方、私は迷わず東京に。東京の硬水は京都の軟水に比べてミネラルが多く、そのミネラルが昆布の旨味成分・グルタミン酸と結びついて灰汁となります。その灰汁は一般的には雑味と捉えられ、料理の素材の味を邪魔してしまうことがあります。しかしこれには個人差があり、雑味を旨味と感じる人もいるのです。例えば、私。日頃からジャンクフードやお菓子を好んで食べているので、なんとなく分かる気がしますよね。
　…んが！驚きだったのが、所さん！！スタジオで出した軟水と硬水の昆布だし。それぞれをじっくりと飲み比べ、所さんが出した結論は…硬水！？しかもスタジオで出したのは、違いをより分かりやすくするため、東京の硬水よりも更に硬度の高いヨーロッパの超硬水を使った昆布だしなので、灰汁もひとしおのはず。そんな超硬水→超灰汁→超雑味に軍配を上げた所さん。雑味＝旨味で、私と仲間ですねっ♪
　とはいえ、そもそも東京の硬水は昆布だしではなく、カツオだしなどに向いているんです。それぞれの地域に適しただしがあるんですね〜。

寒かった潮干狩りロケ。 ハマグリがいっぱい獲れたと思ったら、バカガイでした。

悪天候のバカガイロケ。
でも、すごいシーンが撮れたぞ！

　春ですねー皆様。ぽかぽかと優しい、やわらかな日差しが…って、なんですかあ、今年の春は？突然気温が下がるは上がるは、晴れるは冷たい雨は降るは、嵐のように風は吹くは…もう、めちゃくちゃですねえ。で、私たちのように外まわりの多い仕事は、真っ正面からその影響をうけるわけで、今回の取材もそうでした。
　気温5,4度。天気は、雨。そして、北風ビュービュー。そのさなか、潮干狩場での撮影がはじまったのです。もちろん、海水は肌を刺すぼど冷たかったですよ。訪れる他のお客さんたちも、あっという間にいそいそと切り上げ、唇を紫に染め、帰っていきました。みなさま、体調は大丈夫でしょうか？ほんとうに参りました。気が付けば、ヘロヘロになり、私たちロケ隊の口が開き、だらーんとベロがでていました。しかし、私たちのベローンは何にも役にたたないのに、バカ貝のベローンは見事なものでしたね。まさかあーんなことに使うなんて。あーんな珍しい撮影に成功すると、うれしいです、報われます。本当に、バカ…、いえヤリガイがあります。

これが幻想的なホタルイカ漁。 ぜひ皆さんも出かけてみては？

ホタルイカの幻想的な光。
まるでパレードのようでした！

　きらきら光るー夜空の星よー。または、ぎーら、ぎーら太陽がー。か、きんきんきらきら夕日が沈むー。もしくは、ほーたーるのひかーり。などなど、いろーんな光がありますが、今回はびっくり。このホタルイカの光には、感動いたしました。うわさには聞いていましたが、これほどとは…。
　時刻は午前四時、辺り一面、真っ暗の海。ホタルイカ漁の船はしっかりと網を引きはじめました。そしてついに、ホタルイカの大群が姿をあらわしたのです。春にしては冷えすぎる海風にしかめっ面をしていた漁師さんたちの顔が、いっきに笑顔にかわり、すっかり口数も多くなりました。そして、網にかかったホタルイカたちがいっせいに光り始めたのです。この興奮、この胸の高鳴り。と同時に、この光は何かに似ている、何かに。と私は思い始めたのです。そして、私、思い出しました！この鮮やかな、光の束は、そう、あのディズニーランドのエレクトリカルパレードなんです。皆様、この季節、漁を見る観光船もでてます。是非一度、海の幻想的なパレードを御覧下さい。もちろん、食べることも忘れずに。

所さんも絶賛！巨大シジミを使い、うまみも増やしたスパゲティ！

いまや私は、アサリスパより
シジミスパ派で〜す！

　八代亜紀さんの「舟唄」。「しみじみ〜飲めば、しみじみと〜おぉ〜♪」が正しい歌詞ですが、私が歌うと「しめじめ〜飲めば、しめじめと〜おぉ〜♪」（←シメジの科学）になったり、「し〜じみ飲めば、し〜じみと〜おぉ〜♪」（←シジミの科学）になったりします。勝手に替え歌にして、ごめんなさい。でも、精一杯歌わせていただいてます！！
　そんなオープニングコントはさて置きまして、肝心のシジミ。コロコロッとしていて小さいのに、味にパンチがあります。さまざまな料理に使われるアサリより、うまみ成分のコハク酸が多いのにはビックリ。スタジオで食べたシジミのスパゲティは味がとても濃く、アサリスパゲティより美味しく感じられました。これは試す価値あり！その際は、コハク酸のパワーが最大限生かされる、水から引き上げてから１８時間“ほとびらかく”ことをお忘れなく♪

どうですか？フーテンの寅さん。 前の日に必死でビデオを見て研究したのですが…

花より団子ならぬ、花よりコント？
意外と大変なオープニング。

　みなさん、今年はもうお花見しましたか？春、年度初めに華々しく、そして可憐に咲く花、桜。開花から満開までおよそ一週間。満開になってから散るまでがあっという間のため、この時期になるとみんな必死にお花見スケジュールを立てるほど。日中も夜もそれぞれに美しい姿を見せ、私たちを魅了する淡いピンク色の花。そんな桜が、なくなってしまうかもしれない！？大変です！オオゴトです！！大ピンチです！！！これはなんとかしなくては・・・とは思うものの、私たち個人にできることは残念ながらなく、ただただ無事を願うのみ。日本の桜がいつまでも美しく咲きますように・・・。
　ところで、オープニングコントで私が扮した寅さん。寅さんファンの方に受け入れてもらえたかどうか不安ですが、リハーサルの段階で各所から演技指導が入り、あのような形に落ち着きました。実は「目がテン」の収録の中で、あのコントにかける時間と労力が意外と大きかったりします。そして来週は・・・、歌い方がポイントの方の真似をしながら登場しま〜す♪