“自然共生”を笑って学ぶ!「エンタメグランプリ」第1回を開催【2024/12/29 所さんの目がテン!】
当番組が取り組んでいるテーマ、自然との共生。どうしたら大人から子供たちまで、この地球規模の大きなテーマを身近なものにできるのか?エンタメなら楽しく、面白く自然共生を身近にできるはず。そして、番組のプレゼンターたちの本業は芸人や俳優。ということで、2024年12月29日(日)日本テレビ「所さんの目がテン!」では「自然共生をテーマにした一番おもしろいエンタメ」を決める「笑って学べる 所さんの目がテン!エンタメグランプリ」を開催しました。
開催のきっかけとなった国連大学でのイベント
以前、当番組が地球規模の課題解決に取り組む国連の研究機関・国連大学から参加を依頼された「よこはま生物多様性フェスティバル」。
そこでは生物多様性をテーマに、かがくの里専任プレゼンター 阿部健一と五島麻依子の特別ユニット「かがくの里~ず」が漫才を披露しました。それが好評だったということで、今回は出演者の幅を広げ自然共生をテーマにネタや演劇を考えてもらい、披露してもらいます。
審査するのは、自然をテーマに研究している番組でもおなじみの専門家陣と、このグランプリ開催のきっかけを作ってくれた、国連大学プログラム・コーディネーターの三宅里奈さん。三宅さんは、環境課題と笑いを組み合わせた番組は「この番組だけだと思っているので」と期待を寄せます。
漫才、フリップ芸、演劇 それぞれの得意分野を生かし披露
トップバッターは阿部と五島の特別ユニット「かがくの里~ず」。かがくの里を題材に、2030年までに陸・海の30%以上を健全な生態系として保全しようとする環境省の活動「30by30」や、ニホンミツバチの複眼は止まっているものが見えづらいこと、天然ウナギは滝を登ること、ミツバチがスズメバチに襲われた時の「熱殺蜂球」、シュレーゲル・アオガエルが冬眠することといった内容を盛り込んだ漫才を披露しました。
続いて、プレゼンター・いかちゃんが、「残したい~トコロ絵日記」を披露。これまで訪れた場所の自然循環を紹介し、最後に「♪循環、循環、循環循環」のリズムに合わせて、「Choo Choo TRAIN」のような回る振り付けで締めくくるリズムフリップ芸です。福井県三方五湖でのたたき網漁を題材に、水鳥のふん・湖・里山の循環、熊本県阿蘇の野焼きを題材に、草・牛のふん・土、茨城県茅ぶき民家の茅かりを題材に、茅・畑や土・草の循環を紹介しました。
トリを飾るのは、林業を体験して学ぶ「林業ボーイズ」で活躍してきた酒井善史、石田剛太、金丸慎太郎と、プレゼンター・武石鈴香によるSF演劇。人気劇団・ヨーロッパ企画所属の酒井が脚本を書き下ろし、「林業ボーイズ作戦本部」を舞台に、獣害の危険性や、林業従事者の高齢化・人手不足、「皆伐」のデメリットといった内容を演劇に盛り込んで紹介しました。
こうして開催した第1回の「笑って学べる 所さんの目がテン!エンタメグランプリ」優勝は、阿部と五島による「かがくの里~ず」。また、三宅さん選定の「国連大学 三宅プログラム・コーディネーター賞」にはいかちゃんが選ばれました。