第1621回 2022.04.17 |
世田谷ベースSP[Part1] | 場所・建物 |
今回の目がテン!は、なんと世田谷ベースでお送りいたします。そこで、登場したのは、なんと世界的建築家隈研吾さん!でも、一体なぜ目がテンに?
実は、先日放送した「木組み」の回でインタビューした際、これまで8年かけて、荒地を整備し、里山再生をめざしてきたかがくの里の考えに強く共鳴してくれたんです。さらに、かがくの里母屋プロジェクトへの参加を快諾してくれました!ということで、今回は隈さんたっての希望で、かがくの里を飛び出し特別企画!隈研吾さんが世田谷ベースにやって来た!SPです!
隈研吾さんが世田谷ベースにやって来た!SP①
まずは2人で畑作業。珍しい隈研吾さんの作業着姿です。ということで、隈さんと所さんでニンジンの種まきを行います。その後、所さんが育てたシークワーサーを2人で食べました。隈研吾さんニンジン、実りが楽しみです。
そして、所さんと隈さんの初対談!ここで改めて、所さんから母屋プロジェクトの確認が行われましたが、隈さんからは、里山再生の志が素晴らしい、「国家プロジェクト」にすべきとのありがたいお言葉が!
するとここで、ある方のインタビューが!
2020年、21年と、環境省が主催するグッドライフアワードの特別賞を2年連続で受賞したかがくの里!去年頂いた特別賞「森里川海賞」の選定員、環境省中井事務次官に話を伺うことができたんです。なんと事務次官、録画ではなくリアルタイムでオンエアを見てくれているそうで、環境省が目指している、未来の日本社会の在り方を考える時、「かがくの里」がベースになるというんです。
日本の山林・農地の荒廃や地球温暖化を止めるなど、いま国が抱える課題を解決するひとつの策として森と里と川と海を結ぶ里山の復活が鍵になると言います。そんな里山の大切さを見直そうと、今から8年前、長期実験企画としてかがくの里は里山再生への取り組みをはじめました。
中でも評価を頂いたポイントは、人が自然に関わることで、里の恵みとしてのお米や様々な畑の野菜や農作物、自然循環養殖、奥山の利用、野生の動物、全てがつながっていることが理解できることだといいます。
さらに!「かがくの里」という名前までほめていただきました。今後は、たくさん友好の里を作ってもらって、シンポジウムなどを開いてほしいとのご要望がありました!環境省も協力してくださるそうです!
そして、世界的建築家隈研吾さん。その建築の特徴は、細い木をうまく使って強い建築をつくること。たしかに隈さんが設計に関わった国立競技場でも、細い木がたくさん使われています。この細い木を使う意味とは?
かつての日本は、間伐などの際に取れる小径木という先端の直径が14センチ以下の比較的細い木が活用されてきました。しかし、小径木は長いものは取れないので木を組み合わせて大型の建築を造ったんです。
そして、この細く短い小径木を使うために重要な技術が「木組み」。木組みとは、木を組み合わせて構造を作ること。そして隈さんは、細い木を生かす「木組み」という日本の技術が、里山を守ることにつながっているというんです!
と素敵なお話の途中ですが、本日はここまで!