超特急 今年デビュー10周年を迎えた男性アイドルグループが大きなターニングポイントを迎えた。決意の裏にあった10年目の覚悟をスタジオで語った。
今年デビュー10周年を迎えた男性アイドルグループ。
超特急
全公演のチケットが秒速で完売するほどライヴシーンで大人気。
そんな彼らが今年、大きなターニングポイントを迎えた。
それは、新メンバー募集。
決意の裏にあった10年目の覚悟をスタジオで語った。
毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストは超特急。カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの5名からなる、今年デビュー10周年を迎える男性アイドルグループ。トークではデビュー当時の秘話やコミカルアイドルとしての葛藤、さらにはデビュー10周年を迎えて新メンバー募集という大きな決断に至った経緯まで、幅広く語ってもらいました。そしてライヴでは敬愛するアーティストであるglobeの楽曲であり、グループとしてもカバーをしている『Love again』と、新曲『クレッシェンド』を披露。
ここではオンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートします!
今回のゲスト超特急は、この「MUSIC BLOOD」のオンエアの日である10年前の6月10日がデビュー当日。偶然とは知りつつもやや興奮気味に語る田中さんに、「めちゃくちゃアニバーサリーじゃないですか!」と千葉さんも劣らず同じ温度で応えます。そしてゲストについて、最近恒例になりつつあるジェスチャーヒントを田中さんから振られる千葉さん。チャレンジしてみるものの、ちょいスベりの空気に…。今回はそのままスタートです(笑)!
再度、この日がデビュー10周年の日であることに触れた田中さん。メンバーのユーキさんは「いやいや、まだまだデビュー1年目の新人の気分です!」と謙虚に語ると、リョウガさんも「全員が前のめりですからね(笑)!」と、若手芸人ばりの貪欲さをアピール(笑)。その気持ちを表現すべく、ここぞとばかりにメンバー全員で”変顔五面相”を披露。照れることなく、しっかりとやり切るメンバーに対し、MC二人も大爆笑します。そしてドラマでの共演を機に、千葉さんと仲良くなったというタクヤさん。「コロナ禍で全く会えませんでしたが、それまではご飯に連れて行ってもらったりしていました」と、千葉さんの先輩としての横顔が見えたのも束の間、「僕は服をもらったりしていました」となぜか後輩キャラを吐露する千葉さん(笑)。続けて「雄大からもらった心に残るアドバイスとかはない?」と田中さんから聞かれるも、食い気味で「ないです」とタクヤさん。これには千葉さんも「ちょっと!何か絞り出しなさいよ(笑)!」とツッコミます(笑)。
話題はデビュー当時について。「路上イベントを開催しても、最初は全然人が集まりませんでした。10人来ればいい方」とユーキさんが語れば、カイさんも「CDが23枚しか売れない日がありました。それも一人で複数枚買ってくれた人がいたので、人数的にはもっと少ない」と、当時いかに不人気だったかを振り返ります。
続いてアイドルでありながらコミカルなライヴを行うようになった理由について、リョウガさんが「ライヴをすることに必死で、正直アイドルとして何が正しいのかわかっていませんでした。当時は自分たちがコミカルなことをしているという自覚もありませんでしたから」と言えば、タカシさんが「そもそも『超特急』という名前からしてダサかった」と自虐コメント(笑)。さらにタクヤさんも「自分の中でコミカルなライヴに戸惑いはないと思っていたのですが、BIGBANGさんに憧れを抱いてこの世界に入ったのに、何で今白目を剥いているんだろうってある時気づきまして(笑)。ただ、入った当初はとにかく与えられたことだけをやるしかなかったです」
そんな中、グループ飛躍のきっかけになったのが日本を代表する音楽プロデューサー、小室哲哉さんとの出会い。「小室さんから僕らに楽曲を提供していただけると聞いた時は、何かの間違いだと思いました。本当だとわかっても、正直どうしてそうなったのか謎でしかなかったです」とリョウガさんが語ると、ユーキさんが「とにかくオーラがすごかった」と実際に会った時のことを振り返ります。小室さんと出会えたことで「グループとして”コミカル”が一人歩きしていた時期だったので、楽曲をカバーさせていただいたことにより、グループとしてのカッコいい部分を見せることができてすごくありがたかった」とタカシさんも述懐します。そして小室さんから言われて印象に残っていることとして「『アイドルとしての誇りを持って。アイドルってすごいんだから』って。当時は”非アイドル”をアピールしていたけど、この言葉をいただいたことで、周囲にどう思われようがアイドルとしてやっていこうと決意できました」とカイさん。
話題は2018年にツインヴォーカルの一人の脱退が決定し、ヴォーカルがタカシさん一人になったことに。この時は気持ちが落ちていたとタカシさんが振り返ります。「気分的にキツかったです。今までの楽曲を撮り直したりダンスを始めたりするなど、あまりにも短期間にたくさんの微調整をしなければならなくなって、仕事帰りに倒れて、気づいたら公園のベンチで寝ていたこともありました。それほど自分にとっては大変な時でした」
そしてトークの核は新メンバー募集について。リョウガさんは「色んな意見はありましたが、これからの超特急を考えた時に最善策なのかなと思いました。8号車と呼ばれるファンの皆さんの思いもあるので、良いものにしたいと思っています」。またユーキさんはヴォーカルの一人が脱退してから新メンバーの加入について考えていたそうで「タカシへの負担が大きすぎ、彼が苦労している姿を見たくなかったので、新メンバーを入れるしかないと思っていました。僕自身もライヴを演出する立場として、100%で8号車の皆さんに”超特急のライヴ”を届けることができないのが歯痒かった。とにかく今後、進化した僕たちをお見せしたいです」
これを聞き「新しいことをしようとすると色んな意見が生まれるけど、気にしないで頑張ってほしい」と千葉さん。
そんな彼らが披露するBLOOD SONGがglobeさんの『Love again』と、新曲『クレッシェンド』。「『Love again』は、グループにとってターニングポイントとなった大事な楽曲なので、全力で歌って踊らせていただきます。地上波初お披露目となるので楽しみにしていてください!『クレッシェンド』には、これから新メンバーを募集して進化し、グループとして大きくなっていこうという思いが込められていますので、こちらもよろしくお願いします!」とリョウガさん。
最後にお待ちかね、千葉さんの曲振りタイム。超特急の皆さんから「乗車、担当カラー、名前、変顔を入れつつお願いします」という難しいリクエストが。千葉さんは披露したものの、リクエスト項目が多かったこともあり、あまりうまく決まらず…。これには田中さんから「ぐだぐだだったなあ(笑)」と言われるも、「だってやることが多いんだもん(笑)!」と逆ギレ(!?)する千葉さんなのでした(笑)。
メンバー全員が元気にあいさつをしながらステージへ足を踏み入れると、豪華なセットを目の当たりにし、子どものように「すごーい!」と、声をあげます(笑)。和やかなムードの中、振り付けやフォーメーションを入念にチェックすると、新曲『クレッシェンド』を披露。グループの未来や8号車への感謝の気持ちをポジティブに表現した歌詞と、『クレッシェンド』という言葉をモチーフにした振り付けが、聴くものの心に刺さります。また小室哲哉さんによってプロデュースされた『Love again』では、本家顔負けのスピーディーで激しいダンスを披露。ステージを縦横無尽に駆け回る5人のキレキレダンスは必見です!またUNCUTの撮影前「これだけたくさんのカメラがあって、しかも至近距離で撮られるのはかなり緊張する!」とリョウガさん。本番ではライヴさながらの、熱のこもった大人っぽいパフォーマンスを見せてくれました。収録後には「いつもより目線多めで、サービスショットも満載です」とカイさんが語れば「初めての体験だったので、あまりのカメラの近さに笑ってしまいました(笑)」とタクヤさん。メンバーの”素の表情”も垣間見える貴重な映像はsmash.でしか見られません!お見逃しなく!