「ちゃんみな」BLOOD SONGは『ボイスメモ No. 5』と敬愛するBIGBANGの人気曲『HaruHaru - Japanese Version -』の2曲を披露
日本人の父と韓国人の母の間に生まれたトリリンガルラッパー/シンガー若い女性を中心に絶大な人気を獲得。
YouTubeの楽曲総再生数はおよそ2億回を超え、名だたるアーティストが大絶賛する話題のアーティスト「ちゃんみな」
「BLOOD SONG」は、『ボイスメモ No. 5』と敬愛するBIGBANGの人気曲『HaruHaru - Japanese Version -』の2曲を披露
毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストはちゃんみなさんでした!トークでは千葉さん&藤井アナとの爆笑必至の初絡みにはじまり、ちゃんみなさんのミュージシャンになるきっかけについて、さらには決して順風満帆ではなかったこれまでの活動について涙ながらに語ってもらうなど、ジェットコースターのような展開となりました。さらにライヴでは自身の楽曲
『ボイスメモ No. 5』と、敬愛するBIGBANGの人気曲『HaruHaru - Japanese Version -』を披露。ここではオンエアに入りきらなかったシーンを含めて、収録の裏側を徹底リポートします!
今回のゲストはちゃんみな。日本人の父と韓国人の母の間に生まれたトリリンガルラッパー/シンガーで、若い女性を中心に絶大な人気を獲得しています。YouTubeの楽曲総再生数はおよそ2億回を超え、川谷絵音やMIYAVIなど名だたるアーティストが大絶賛しているのだ。
今回は、そんなちゃんみなのMUSIC BLOODに迫りました!
今回も田中さんが不在ということで、この日は代打で藤井貴彦アナウンサーが参戦。千葉さんはそれでも不安なのか「大丈夫ですかね」と乗っけから頼りない様子。普段はナレーションで参加している藤井アナも「まさか自分が出演するとは思ってもおらず、正直驚いています」と本音を吐露します。「今日は助けてください(泣)!」と泣きごとを言う千葉さんに、「こちらこそよろしくお願いします」と力強く応える藤井さん。
そしてちゃんみなさんを迎えて3人のトークがスタート。早速「僕のことは知っています?」と訊く千葉さん。「テレビはあるのですがケーブルがずっと繋がっていないんです。芸能界についてあまり詳しくないのですが、友達の強い誘いもあって『おっさんずラブ』だけはドラマも映画も観たので、千葉さんのことは存じ上げています」と、ちゃんみなさん。すかさず千葉さんが「では藤井アナのことは?」と訊くと、「すみません…(笑)」と、申し訳なさそうに答えます。そして「(『おっさんずラブ』を観ていただけに)今日は田中さんとのコラボを楽しみにしていました(笑)」と、ちゃんみなさんがぶっちゃけ。雰囲気を気まずく感じたのか、「でもね、見ようによっては藤井アナも圭さんに見えなくは…」と、千葉さんは必死に取り繕おうとしますが、自らの言葉の説得力の無さに途中で放棄(笑)。「そんなわけないですよねー(笑)!」と、苦笑いをしながら自らお茶を濁す健気な藤井アナの姿が印象的でした。
話題はMUSIC BLOODについて。ちゃんみなさんがあげてくれたのがBIGBANG。
「7歳の頃から日本に住み始めたのですが、学校に馴染めずずっと一人で、両親も共働きだったため家でも一人だったのです。毎日YouTubeを見て過ごしていたのですが、その時にたまたま見たのがBIGBANGさんの『HaruHaru』のMVでした。その映像と歌詞に、あっという間に引きこまれていきました。好きな子への歌だから歌は愛の言葉が溢れているのに、映像ではちゃんと喧嘩をしながらリップシンクしていたりするところが凄いなって。壮大な映画を一本観たくらいの衝撃があって、超感動しました。そしてこの経験を機に、自分のやりたかった音楽の方向性が鮮明になりました。BIGBANGでは、曲作りからライヴの演出まで全てG-DRAGONさんが手掛けているということだったので、それにならって私も全て自分で作るようにしています。BIGBANGさんとはまだお会いしたことがないので、いつか同じステージに立ちたいです」と、ちゃんみなさんが熱心に語ります。そしてまだ22歳というちゃんみなさんとのジェネレーションギャップの話に。ちゃんみなさんは藤井アナに対し、「収録が始まってここまでで、特にギャップは感じないですが、すごくハキハキしてらっしゃるなって」と、独特の言い回しで藤井アナの印象を語ります。すると「私の良い部分を見つけてくれようとしてありがとうございます(笑)」と、こちらも独特の表現で感謝の言葉を返す藤井アナなのでした。
さらに、ちゃんみなさんにはYouTubeから影響を受けたアーティストが二人いるそう。それがアヴリル・ラヴィーンとレディー・ガガ。
「作詞作曲を自ら手がけるところもそうですが、アヴリルの真っ直ぐなところと言いますか、何ものにも動じないパフォーマンスや楽曲に人間性が表れていてすごく憧れます。どんな人生を歩んでも変わらないというか、すごく自由なんです。特に強い女性が描かれた歌詞は魅力的だなと思います。『ガールフレンド』という楽曲を聴いた時は衝撃を受けました」。その後、ちゃんみなさんは歌詞について詳しく解説をしてくれました。
そしてアヴリルの中で最も好きな曲としてあげてくれたのが、『ロックンロール』。「ポップだけど、メッセージ性がすごく強いんです。あと、彼女は問題児としてよくメディアを騒がせていますが彼女自身がロックンロールだから、それはもう仕方のないことと言いますか。私も周囲から問題児扱いをされていて悩んでいたこともあったのですが、その時にアヴリルが”かっこいいお姉さん像”を自ら示してくれて、目指す道が見えました」
またレディー・ガガについては、ファッションでの表現で多大な影響を受けたそう。「特にビヨンセと一緒に出演している「Telephone」のMVで着ている衣装は、とても印象に残っています。衣装制作も自分でやっているのですが、MVでのガガの衣装を見た時に、制約を設けずに自由に作っていいんだ、もっと個性をさらけ出してもいいんだということを気づかせてくれて、それまであった衣装の概念を変えてくれました」
G-DRAGON、アヴリル・ラヴィーン、レディー・ガガ。三人に共通するのは「違和感と狂気」であるとちゃんみなさんは続けます。「MVでG-DRAGONでは喧嘩をしながら愛を歌って、アヴリルは一見すると可愛い曲だけど歌詞の世界観が毒々しかったり、ガガは支離滅裂と言いますか、いききっている感じはまさに狂気ですよね。
今回ちゃんみなさんに歌っていただく自身の曲『ボイスメモ No. 5』は、まさに違和感と狂気のような作品。「一番自分らしい曲だなと思っています。パフォーマンスもライヴ用のフォーマットをベースに特別に練り直したものを披露するので、期待して欲しいです」と、ちゃんみなさん。そして恒例の曲振りの流れとなり、今回はなんと藤井アナが担当することに(笑)! アナウンサーらしい、滑らかな日本語で紹介をするも「真面目すぎる」という謎の理由で1回目はNGに。2回目はイギリスの俳優であるジェームズ・コーデン風でというリクエストに答えようとするも、グダグダな感じに。最終的にはシンプルな普通の紹介で終わりました(笑)。
続いての話題は、デビュー当時に直面した、ある壁について。「デビューをする前の17歳くらいからどんどんファンの人が増えていって、その後デビューをしたら凄いことになっていって。嬉しかった一方で、ネットでのバッシングや誹謗中傷も激しくなり、毎日が苦しくてとても辛かったです。街ゆく人がみんな悪魔のように見えて、外出もできなくなってしまいました。YouTubeで音楽が好きになったのに、YouTubeが怖くなりました。もちろん曲を聴いてくれたことは嬉しいけど、悪口を言っていいわけじゃない。今私より若い子が苦しんでいるのを見ると、怒りを通り越して悲しくなります」と、ちゃんみなさんは涙ながらに語ります。
でもそんな苦境から救ってくれたのも音楽だったそう。「G-DRAGON、アヴリル・ラヴィーン、レディー・ガガも、バッシングをされながらも、それに立ち向かって音楽を作り続けているということを知って、勇気づけられました。私が初めてBIGBANGを聴いた時に、私なりに感動をしたわけですが、私の歌を聴いて当時の私と同じように感じてくれる人がいると思うと、頑張らなきゃいけないと思いました」
そんな、ちゃんみなさんが歌う2曲目の楽曲がBIGBANGの『HaruHaru』。「これは私の原点となる楽曲です。迷った時は常に道標になってくれました。今回は日本語バージョンで披露させていただきます」と、ちゃんみなさん。
そして恒例の曲振りに。今回も藤井アナが担当します。ちゃんみなさんから「厨二病」っぽくというリクエストがあり戸惑いつつもやり切る藤井アナ。その勇姿(?)を目の当たりにし、「これは帰り道とかで、後からじわじわくるタイプですね」と千葉さん。最後まで必死に頑張る藤井アナの姿が印象的でした。
ひと足さきにステージにいたバンドメンバーを目にするやいなや、ちゃんみなさんは「おはよー!」と元気に声をかけ、そこら中に笑顔を振りまきます。早くもハッピーオーラ全開です。その後発声練習をするなどして、徐々に気持ちを高めていきます。『HaruHaru』では、アンティーク調の椅子に座りながら披露。自身のブラッドソングなだけあり、歌詞の一つ一つを大事に、そして力強く歌いあげる姿に目を奪われます。自身の楽曲『ボイスメモ No. 5』では、ピンクの照明が照らされる中、仮面姿の大勢のダンサーを従えて、妖艶なパフォーマンスを披露。かなり動きの早いハードな振り付けであったにもかかわらず、リハーサルを重ね、本番では息のあったダンスを見せてくれました。ちゃんみなさんは、とても楽しそうに歌いながら踊っていました。UNCUTの撮影では、本物のライヴと見まごうほど、エネルギッシュなパフォーマンスを見せてくれました。ちゃんみなさんの一挙手一投足全てをチェックしたいファンの方には、堪らない映像になっていることでしょう。今回は大掛かり&大人数でのパフォーマンスだったこともあり収録に時間を要しました。そのことを気にかけたのか、ちゃんみなさんは収録後に「長時間、お付き合いいただきありがとうございました!」と、撮影スタッフへの気遣いの言葉を投げかけます。最後まで丁寧で真面目なちゃんみなさん。ちなみにちゃんみなさんはリハーサルも本番も、ステージに上がってパフォーマンスをする前は、直前で歩みを止め、ステージに向かってゆっくりとお辞儀をしていました。ちゃんみなさんの真面目さ、そして何より音楽に対する真摯な思いが垣間見えました。