「EXILE」ライヴでは「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」と「RED PHOENIX」の二曲を披露
グループの仲の良さがうかがい知れるメンバー間での暴露トークや、結成以来のピンチ“絶望の2年間”についても語るEXILE
ライヴでは「EXILE PRIDE〜こんな世界を愛するため〜」と「RED PHOENIX」の二曲を披露
毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。ゲストはEXILEさんでした!トークでは、グループの仲の良さがうかがい知れるメンバー間での暴露トークに始まり、結成以来大ピンチとなったコロナ禍で感じた絶望と、それによって生まれた新たな希望について語ってもらいました。ライヴでは人気楽曲である「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」と「RED PHOENIX」の二曲を披露。オンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートします!
今回のゲストはEXILE。デビュー20周年を迎え、CDの売り上げ枚数3500万枚を誇る日本を代表するモンスターグループ。現在のメンバーはEXILE AKIRA、EXILE TAKAHIRO、EXILE SHOKICHI、EXILE NESMITH、橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE NAOTO、岩田剛典、関口メンディー、白濱亜嵐、世界、佐藤大樹の14名※。
※撮影時、小林直己は休養中。
さっそく「2022年の最初を飾るにふさわしいゲストですが、雄大はどんなイメージ?」と田中さん。千葉さんが「男の中の漢(おとこ)っていう感じですね」と答えます。
さらに新年一発目ということで「今年の抱負は?」と田中さんが訊ねると、千葉さんは「ミュージックブラッドでフェスをやりたいです」と、真面目に答えます。「圭さんの抱負は?」と逆質問をすると、田中さんは真面目なトーンで「貯金」とひと言。「僕もお金大好き(笑)!」と、千葉さんも乗っかったところで今回もスタートしました(笑)!
お互いにあいさつを済ませると、早速「ついにLDHの本丸がきた!っていうか圧がすごいんですけど(笑)!」と、田中さん。その流れで、メンバーの中で最年少と最年長について触れます。最年少の佐藤さんが「ジェネレーションギャップで話が合わないことがあるんです。特に『ドラゴンボール』で例え話をされても、知らないからわからないんです」と告白します。これに対し、メンバー全員から「一度読んだ方がいいよ面白いから」と、勧められるひと幕も。続いて「謝りたい人がいる」とTAKAHIROさん。「去年クリスマスに配信ライヴを開催した時に、視聴者の方からクリスマスプレゼントに僕の私物が欲しいという声があったので、何かないかロッカーに探しに行ったら数年間寝かせてあった、メンディーからもらったプレゼントがあったので、
それをあげちゃいました。メンディーに申し訳ないなと」。これを聞いたメンディーさんは「(あげちゃ)ダメンディー(笑)!」と叫び、全員大爆笑。ただ、この事実を今知ったということで、メンディーさんはTAKAHIROさんの配信ライヴを見ていなかったというのではという疑惑が持ち上がると、今度は「見てないンディー(笑)!」と白状したのでした(笑)。続いて、佐藤さんも「AKIRAさんから170万円もするトレーニングマシンを一式いただいたのですが、全部バラして貸し倉庫にずっとしまったままになっていました」と気まずそうに告白。これに対しAKIRAさんは「以前、一度アポなしで訪問したら”洗濯物かけ”になっていましたからね(笑)」それを聞き「今は後輩にちゃんと受け継ぎました!」と、弁解する(?)佐藤さんなのでした。
そして話題は、コロナ禍に見舞われた絶望の2年間について。まずAKIRAさんが当時の胸のうちを語ります。「ライヴ開演の2時間前に国から急きょ自粛要請が出たのですが、その時はまだ明確なルールができていなくて、何を基準に自粛なのかなど、とにかく疑問だらけだったのと同時に口惜しかったです。でも僕らのこの後の行動が他のアーティストの皆さんの活動の基準になると思ったので、慎重に考えました」。世界さんも「EXILEにとっても、個人的にも大事なライヴだったので、怒りがこみあげてきました」。さらに黒木さんも「ファンの皆さんも僕らも楽しみにしていましたし、会場にお客さんを入れることができないなら、ステージに立って一曲だけでもやるとか、あの時は何が正しいのか分からず、色々考えました」。さらにSHOKICHIさんも「僕は14歳の頃からバンド活動をしていて、楽しいから毎日のように音楽を作ってきたのですが、コロナ禍に見舞われ、音楽を届ける場所がなくなり、初めて音楽に対して興味がなくなりました。そのことに自分自身が驚きました」と、当時の気持ちを吐露します。
またEXILEに衝撃を与えたのが、長年に渡り屋台骨となってグループを支え続けてきた、EXILE ATSUSHIさんの勇退。NESMITHさんが「ATSUSHIさんの歌声や歌詞は、EXILEの要になっていたので、同じステージに立てないことが寂しかったです。でも逆に、グループとして進化をしなければならないと、改めて強い覚悟を持つことができました」と語れば、SHOKICHIさんも「以前からATSUSHIさんが抱いている夢の話はお聞きしていたので、とうとうこの時がきたかという感じでした。音楽との向き合い方を何年もかけて伝えてくれたので、この魂は絶対に繋いでいかなきゃという思いが高まりました」。
そんな苦境をいかに乗り越えたかを、岩田さんが言及します。「大変な時期でしたが、メンバー全員がずっと前を向いていましたし、EXILEというグループは、ピンチの時こそチャンスに変えてこれまで成長してきました。今回もどこよりも早く、オンラインライヴを実現させて、新たなエンタテインメントを作りました」。続いて、そんなオンラインライヴでの経験をNAOTOさんが語ります。「普段のライヴと違いスマホで楽しむものなので、どうやったらいつものライヴと同じように見せられるかをかなり考えました。その分、引き出しが増えたので、実際のライヴではコロナ禍前よりも、より内容の濃いパフォーマンスをお見せできていると思います」。ケンチさんも「ライヴができるようになって嬉しいですが、EXILEのライヴを開催するのに約1万人のスタッフさんに協力をしていただくのですが、ライヴができない間は、その方たちのお仕事も無くなっていました。でもそれが戻ってきたということも、すごくよかったと思っています」。白濱さんも「久しぶりにライヴのステージに戻ってきたことで、ここが自分の生きる場所だということを、改めて肌で感じることができました。ファンの皆さんのマナーが素晴らしくて感動しました」。
グループにとってのBLOOD SONGとして上がったのが「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」。AKIRAさんが「僕たちのテーマソング的な楽曲であり、リーダーであるHIROさんの生きざまを歌っているような楽曲です。色々なことが起こる中で、EXILE PRIDEの名のもと、もう一度ここから進んで行こうという思いを込めて、今日はパフォーマンスをさせていただきます」。TETSUYAさんも「僕たちにとって気合いの入る楽曲です。HIROさんがパフォーマンスをする姿は今でも目ぶたに焼きついていますし、この曲を聴くと当時のことを鮮明に思い出します。ここにいる14人は、この曲の核である”EXILE PRIDE”というテーマに引き寄せられて集まっているような気がします」と続きます。
さらに話題はもう一つのBLOOD SONGである「RED PHOENIX」について。まず、中心になって制作を手がけたSHOKICHIさんが語ります。「新生EXILEになって一発目の楽曲だったので、熱い気持ちを伝えつつ、僕たちらしさを打ち出していきたいと思い、亜嵐と曲作りをしました」。白濱さんも「EXILEならではの歌と踊り、そして音楽と、これまで培ってきたものを全て詰め込んで、気合いを入れて作りました」
そして恒例の千葉さんによる曲紹介の時間に。今回はTAKAHIROさんから「男っぽい曲振りで」というリクエストが。千葉さんは、ビシッと男らしく曲を紹介し、メンバー全員が満足したのですが、千葉さん曰く「今のはAKIRAさんを真似たんですけど…」と、タネあかし。いきなりのモノマネに「え、今の俺だったんですね(笑)!?」と、驚きを隠せないAKIRAさんなのでした(笑)
「よろしくお願いします!」と、メンバー全員がきっちりとあいさつをしながらスタンドイン。フォーメーションを入念にチェックしつつ、それぞれ体をほぐしたりしながら準備をします。14人で円陣を組み、気合いを入れると「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」の本番がスタート。疾走感あふれるメロディーに乗りエンジン全開。朝日が降り注いでいるかのような白い照明を受けながらのキレキレのダンスパフォーマンスは、神々しさすら感じます。またSHOKICHIさんのドラムソロから始まる「RED PHOENIX」では、真っ赤な照明に照らされる中、赤い衣装に身を包み、ここでも力強くパフォーマンス。壮大で、力強くもスピード感のある曲調とポジティブな歌詞は、聴くものに勇気とパワーを与えてくれます。UNCUTの撮影では、パワフルなダンスを間近で感じることができるだけでなく、各メンバーがカメラ目線を送ってくれるなど、最前席でライヴを堪能しているかのような心地に。新年早々、ファンの皆さんにとってかなり贅沢&縁起の良いライヴは、ぜひsmash.でご覧ください!