新型コロナウイルスの感染拡大によって続く、マスクの品薄状態。
マスクを買い占め、高額で転売するケースも相次いでいます。
政府は法律に基づき、マスクの転売禁止を検討するなど対策を強化しており、
違反した場合は罰則もあるということです。
■世界で広がるマスク品薄 各国の対策
台湾では、マスクが必要な人にちゃんと行き渡るよう、様々な対策をおこなっています。
こちらは台湾の薬局でマスクを購入する時の様子。客が提示した身分証明書をパソコンに読み込んでいます。
台湾では、マスクを買いたい人は健康保険証などの身分証明書を提示しなければ買えない、実名販売に踏み切りました。
しかも、身分証明書の番号によって買える曜日も決められています。
システム化することによって、買い占めなどを防ぐことができるとのことです。
さらにマスクが買えるのは、全国およそ6000軒の指定薬局のみ。
これにより、価格の釣り上げや高額での転売などを防ぎ、買える枚数も制限できます。
それでも不正に転売した場合は、3年以下の禁固刑、あるいは罰金が課されるという厳しい処置も導入しています。
■マスクの再利用は「お勧めできない」
日本では、まだマスクが品薄のため、再利用しなくてはならないケースも出てきています。
そうしたマスクの再利用について、業界団体が指針を出しました。
マスクメーカー115社が加盟する全国マスク工業会によると「洗って使えると表記のないタイプは勧められない」としています。
ガーゼやウレタンスポンジのマスクなど「洗濯可能」「再利用可能」と書かれているものは表記通りに洗って大丈夫です。
しかし、それ以外の使い捨てのマスクは、洗うとフィルター機能などの性能が落ちてしまうそうです。
■それでも再利用するなら?
自分が持っているマスクは洗えないタイプ。でもどうしても洗って再利用したい、という場合の方法は…?
1、中性洗剤を使い、もみ洗いでなく、押し洗い
2、十分にすすぐ
3、自然乾燥させること
そのうえで
漂白剤、柔軟剤の使用は勧めない
乾燥機も避ける
とのことでした。
※3月5日放送 news every. 「ナゼナニっ?」より
動画でご覧になりたい方はこちら。
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