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おうち時間で手に異変が… スマホの使いすぎで増える「ドケルバン病」とは?

2020.06.10 公開

新型コロナウイルスの影響で、外出自粛が続いたことから、体に異変が出てきたという声が街で聞かれました。病院では、スマホなどを使用する時間が増えたことなどから、手の不調を訴える人が増えているといいます。手が痛くなるドケルバン病とは、どのような病気なのでしょうか?

 

■長い「おうち時間」に体が悲鳴


長かった「おうち時間」。街で聞いてみると、体が悲鳴をあげている人が多いようです。授業をオンラインで受けているという大学生は…。

大学生(20代)「ここ(首の付け根)がだるい」「目が痛い目が疲れる」「元から肩とか腰が痛くて、こんなのは20代の体じゃないと言われていたんですけど、さらにそれが悪化してもうバッキバキです」

さらにこんな症状も…

会社経営者(50代)「指が動かないとか、腱鞘炎(けんしょうえん)と医者に言われて」

いま、病院では手の不調を訴える人が増えているといいます。

 

■増える「ドケルバン病」

いしがみ整形外科クリニック・石神等院長「炎症とかが強くなってしまってドケルバン病が増えてきている」

ドケルバン病とは、いわゆる腱鞘炎(けんしょうえん)のこと。親指の付け根にある腱(けん)を動かしたときに痛みが走るといいます。

石神等院長は原因について「テレワーク、自粛によって、かなり家にいることが多くなってスマートフォンを使ったり、パソコンを使っている際の炎症とかが強くなってしまってドケルバン病が増えている」と話します。

実際、先月の緊急事態宣言中に行われた調査では、テレワークの影響で65%以上の人がパソコンやスマートフォンを見る時間が増えたと回答。(※デジタル時差ボケ調査 Zoff調べ)

会社員(20代)「スマホをする時間が増えましたね。外に出る時間が少なくなったので、ずっとスマホと面と向かって話すみたいな。5時間くらい(使用時間)増えたと思います」

スマホの使いすぎは、中高年にも。

会社員(50代)「(スマホを使う時間)かなり増えました」
会社員(40代)「スマホに触る時間は増えました。ついつい手がのびちゃう」

ただ、医師によると年代に関係なく、よく使う人は誰でもドケルバン病になる可能性があるといいます。

石神等院長「スマートフォンを片手で動かしてしまうような感じ。これはここの部分(親指の付け根)すごく使うので、その動きが一番影響が出る」

手を痛めないため、スマホの操作は片手ではなく両手を行うことを推奨していました。すでに手を痛めた場合はどうすればいいのでしょうか。

石神等院長「手首の親指の下の方が炎症を起こしやすい場所なので。ここを優しくマッサージする。ただ押したときに強い痛みがある場合はやめた方がいい」

 

■手への負担を軽くするグッズが人気に


増える、手への負担。都内の雑貨店では、手の負担をやわらげるグッズがいま売れているといいます。

発売したばかりの「3Dハンドリフレ」という商品は、指先から手首をつつみ加圧してほぐすというもの。かわいらしい見た目の「ぷにくま」は、手首と机の間に挟むことで、マウスを操作するときの手の負担を減らすといいます。

増えているという外出自粛中の体の異変に悩む人。体のアラートにも注意が必要です。

2020年6月10日放送 news every.より

 

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