増え続ける、新型コロナウイルスの感染者の数。
感染予防をめぐってさまざまな情報が飛び交ういま、中には誤った情報も数多くあります。
そのため、WHO(=世界保健機関)は「誤解されがちな情報」についての解説をウェブサイトに載せ、正しい情報を得るよう呼びかけています。
■中国からの手紙は安全?
例えば、中国からの手紙や小包を受け取ること。これまでの分析では、新型コロナウイルスは手紙や小包などに付着しても長く生き残らないため「安全」といわれています。
また、ごま油を塗ったりニンニクを食べたりすると予防に効果があるという話も出回っていたそうですが、どちらも新型コロナウイルスに対して効果があるという証拠はないとしています。
■正しいアルコール消毒の仕方とは
また厚生労働省もツイッターで、いっとき広く拡散された「新型コロナウイルスの予防にアルコール消毒は効果がない」という情報は誤りだと注意を促しています。
WHOで「SARS」の対応もされた、聖マリアンナ医科大学の國島広之教授によると、アルコール消毒は、手にまんべんなく行き届いて、乾いているところがないように吹き付けると効果的だといいます。
■手洗いをするのはいつ?
アルコール消毒はどこにでもあるわけではないので、アルコール消毒がない場合は、手洗いをしっかりすることが重要です。
國島教授によると、手洗いは
1:外から帰ってきたとき
2:トイレの後
3:人混み、満員電車など不特定多数の人と関わったあと
にすると効果的だといいます。また、厚生労働省はYouTubeで効果的な手洗いの方法を公開しています。
流水だけではあまり効果がないとのことなので、石けんと流水でこまめにしっかり洗いましょう。
新型コロナウイルスに感染しないため、正しい予防法を身につけておくことが大切です。
※2月7日放送 news every. 「ナゼナニっ?」より
関連記事