新型コロナウイルスの感染拡大が相次いで確認される中、感染への不安につけ込んだ詐欺や悪徳商法が増えています。
中には実際にお金を振り込んでしまったケースも…
実際に起きている3つの手口を紹介しながら、詐欺やデマ情報に騙されないためにはどうすればいいのかを探ります。
■手口1:「助成金やマスク」が出る
警視庁によると、労働局や銀行職員を語る者から「コロナ対策で助成金が出る」というウソの電話がかかってくるケースがあったといいます。
「マスクも送付している」という内容もありましたが、これは詐欺です。
■手口2:水道管に「ウイルスがいる」
群馬県伊勢崎市の住宅には、水道局の職員を名乗る男が訪れ「お宅の水道管にコロナウイルスが付着している」「防菌できる水道管と取り替えた方がいい」とウソをつき、10万円の見積書を見せたといいます。
専門家によりますと「水道管にコロナウイルスが付着することはない」ということです。
警察はこのような訪問は、悪徳商法や詐欺の疑いがあるので、すぐに通報するようにと呼びかけています。
■手口3:「あなたは濃厚接触者です」
さらに、「厚生労働省のコロナ対策本部の職員」を名乗った詐欺も。「あなたは濃厚接触者なので、個人情報を教えてください」と言われたとのことです。
厚労省に確認したところ「厚労省がこのような電話をかけることは一切ない」ということです。
国民生活センターには、こうした新型コロナウイルスの詐欺などに関連した問い合わせが、8日までに2300件もあったといいます。
自分は絶対騙されないと思っていても、非常時には普段ならしないような行動をとってしまうこともあります。
周りで声を掛け合ったり、不安な時ほど冷静に立ち止まって、自分の判断が正しいかどうか確かめ、防止につなげてきたいと思います。
※3月9日放送 news every. 「ナゼナニっ?」より
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