一斉休校の要請から2週間。
認定NPO法人フローレンスが、こどもが休校になった保護者1万人に行ったアンケートによると、
一斉休校で困っていることの2位に「子どものストレス、心のケア」があげられました。
(1位は「子どもの運動不足」でした。
詳しく知りたい方は:保護者1万人に聞いた「一斉休校で困っていること」1位は、子どもの運動不足)
突然の一斉休校で、保護者は子どもとどう向き合えばいいのでしょうか。
子どものこころのケアが専門の田中恭子医師に聞きました。
田中医師は今の子どもの状況について、
「そもそも子供たちは今、突然の休校や卒業式の中止で、理解が追いつかないまま非日常の中にいる。日常の喪失で混乱している子もいるだろう」
と述べています。
そのうえで田中医師は、今からでもできること3つ教えてくれました。
■①「共感」してあげる
子供が「毎日つまらない」「さみしい」など、ネガティブな言葉を発することもあります。
そんな時は「我慢しなさい」「頑張りなさい」ではなく、
「そうだよね」「つまらないね」など子供の声に共感してあげることが大切だといいます。
親の不安はこどもにうつってしまうので、心を落ち着けるためにも1日数秒でも空をみて深呼吸することも心掛けてみてください。
■②なぜ休校になっているのか、状況を説明する
なぜ休校になっているのか、子どもにとって「わからない」ということも子どもの不安につながっています。
誰かのせいなのではなく、ウイルスが原因だということを絵に描いてあげるなど説明し、理解してもらうことが大切だといいます。
■③ストレスのサインを受け止める
おなかが痛いと訴えたり、落ち着きがなくなったらストレスのサインです。
もし何らかのサインを子どもから感じたら、お風呂や寝る前など、
1分でも2分でも不安な気持ちを聞いてあげる時間つくることが大切だといいます。
※3月13日放送 news every. 「ナゼナニっ?」より
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