「この1~2週間が、感染が急速な拡大に進むか、収束に向かうかの瀬戸際だ」という見解を政府の専門家会議が示して2週間。政府は新たに専門家会議を開きました。
■専門家会議のポイント
3月9日に開かれた専門家会議では、
・きのう(3月8日)時点では爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度、持ちこたえているのではないかと考える。
・ただ、感染者数は当面、増加傾向が続くと予想される。
・世界的な流行が進展していて、海外から感染が持ち込まれる事例は今後も繰り返されるのでは。
・新型コロナウイルスとの闘いは数か月からもしかしたら1年を超えて続けていかなければならない。
との見解を示しました。
■集団感染 共通の3条件とは
また、きのうの専門家会議では、これまでの集団感染が確認された場所に共通することとして、次の3つがあげられました。
・換気の悪い密閉空間
・多くの人が密集
・互いに手を伸ばしたら届く程の近距離で会話や発声が行われた
この3つの条件が同時に重なった場所で多くの感染者が出たと考えられており、
今後はこうした場を予測し、避ける行動をとってほしいとしています。
また専門家会議では北海道の緊急事態宣言や学校の休校措置などの取り組みを評価できるのは今月19日頃だとして、
さまざまな自粛を解除するのも、今月19日頃の判断を受けてからが望ましいとしています。
※3月10日放送 news every. より
全文はこちら:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」
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