一斉休校の要請から2週間。
子どものストレスも現れ始め、保護者から切実な声が聞こえてきます。
■保護者1万人に聞いた「一斉休校で困っていること」
まず、今はどんな不安があるのでしょうか。
認定NPO法人フローレンスが、こどもが休校になった保護者1万人にアンケートを行いました。
そのアンケートによると、一斉休校で困っていると回答したのは68%にのぼるといいます。
具体的に困っていること、心配なことは何かを聞いてみると、このようになりました。
【一斉休校で困っていること】
1位 子どもが運動不足になる(69.9%)
2位 子供のストレス・心のケア(56.8%)
3位 学習に遅れが出る(56.6%)
4位 子どもの日中の居場所がない(50.6%)
■外に出る子どもに苦情も・・・
そして、公園を閉鎖しているところもあり、子供の居場所がないことも問題となっています。
そんな中、千葉県松戸市の教育委員会には、外で遊ぶ子どもたちに住民からの声が多数寄せられているということです。
たとえば、「駅周辺のゲームセンターに子供たちがたむろしている」という通報があったり、
「子どもが昼間から公園に集まってうるさい」「外遊びはがまんすべきでは」という苦情や意見も。
■文科省「健康であれば子どもの外遊びOK」
この一斉休校の中で、子どもたちは外に出てはいけないのでしょうか。
2月28日の時点では、文部科学省は基本的に自宅で過ごすことを求めていたので
「子どもの外遊びはしてはいけないのか」と問い合わせが相次ぎました。
しかし、3月9日に文科省は風邪のような症状がなければ
「健康維持のため屋外で適度な運動や散歩をすることを妨げるものではない」とする見解を全国の教育委員会などにあらためて示しました。
つまり、子どもの外遊びは健康であれば問題がないということです。
また、子どものストレス解消のため運動することも大切だと文科省も説明しています。
※3月13日放送 news every. 「ナゼナニっ?」より
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