自粛が続く中で心配されているのが、景気の冷え込み。
先日まとめた経済対策に加え、さらに大胆な景気刺激策が急浮上しています。
■“全国民に現金”検討状況は?
それが「全国民に現金を給付」するという案。18日の国会でもこの話題が取り上げられました。
国民民主党・古賀之士議員は麻生財務大臣に
「今回の現金給付の検討は麻生財務大臣はどのように感じている?」と質問。
この質問に麻生財務大臣は…
麻生財務大臣「これは前々からよく言われている話だが、財務省として政府としてこれを直ちに検討しているという段階ではございません」
これに加え、いまは困窮している中小企業への対策が最優先と述べました。
しかし、日本テレビの取材では与党内から「全国民に現金給付」という声が上がっているのは事実だということがわかりました。
その規模はリーマンショックの時を超える額をとの声も上がっています。
■2009年の定額給付金、覚えてる?
実際に、2008年の金融危機(リーマンショック)の時は現金給付が行われたんですが覚えているでしょうか。
リーマンショック翌年の2009年に実施された「定額給付金」です。
その金額は国民1人あたり1万2000円。18歳以下と65歳以上は2万円でした。
■アメリカでは約10万円の給付金!
今回は、アメリカでもトランプ大統領が、100兆円を超えるとみられる景気刺激策を明らかにしています。
その中では「国民への現金給付」も検討されていて、
ムニューシン財務長官は「すぐに国民に小切手を送ることを検討している」と述べています。
その金額は、1人あたり約1000ドル。
日本円でおよそ10万円規模とも言われているんです。
■日本では効果がない?
もし日本でもやるなら、気になるのはその金額。
ただ、政府からは「現金は貯蓄に回るから効果がない」という声も上がっています。
19日から有識者を呼んで、経済対策について意見を聞くということです。
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