政府は18日、日本への入国制限を強化すると発表しました。
対象者はヨーロッパのほとんどの国を含む合わせて38か国から入国者した人で、日本人も含まれます。
期限は、今月21日午前0時からです。
求められる行動制限は以下の通りです。
①帰国後、14日間指定した場所で待機
②公共交通機関の使用自粛を求められる
③この38か国で発行済みのビザは効力が停止
これは、症状のない人も含めて、入国者全員が対象です。
より詳しい情報は、こちらのリンク集からご確認ください。
■海外から日本へウイルスが持ち込まれる事例相次ぐ
こうした水際対策はいままで行われており、これからも強化されますが、
いまも海外から入国して感染が確認された例は相次いでいます。
今回確認されたのは、茨城県の20代学生と、50代会社員。
20代男性は今月2日からスペインやフランスなどを旅行し、16日に帰国しました。
また、50代男性は旅行でタイに行っていて、15日に帰国しました。
いずれも旅行中や帰国直後に発熱し、18日に陽性と判明したということです。
いずれも旅行中に感染した可能性が高いといわれています。
■空港の検疫をすり抜けた例も
また、同じく18日には埼玉県でも60代女性の感染が確認されました。
この女性は今月7日~15日にフィンランドとノルウェーを旅行し、ノルウェーにいた13日から15日に38度台の熱や倦怠感など症状があったということです。
16日に成田空港を経て帰国したあと医療機関を受診し、18日に陽性と判明しました。
問題は、この帰国の時。
この女性は、空港で症状を自己申告しませんでした。
「海外にいる時は熱があったけど、空港で検疫を通る時は熱が下がっていた。だから申告しなかった」と話しているということです。
これに対し埼玉県の大野知事は、「検疫をすり抜けたのは事実。これを特殊な例、これだけにしていただきたいという強い思いです」と苦言を呈しました。
※3月25日放送 news every. 「ナゼナニっ?」より
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