【目次】
1年程度の延期が決まった、東京オリンピック・パラリンピック。
その決定がされた24日、小池百合子・東京都知事がnews zeroに出演し、延期の決定について語りました。
「ワーストではないけれどもベター」と語った小池都知事。
一問一答を、3回に分けてお届けします。
【延期決定当日:小池都知事一問一答】
■イベント中止「一つ一つの賠償にはなりにくい」(この記事)
■若者が感染源になる可能性が高い
ーー東京でオーバーシュート(爆発的な感染拡大)は始まっていますか?
小池都知事:専門家の方々によれば今一歩踏みとどまっているけれども、気を抜くことはできないということです。
ーー感染ルートがわかっていない感染者も増えています。オーバーシュートまでギリギリのところにいるとお考えでしょうか?
小池都知事:昨日(3月23日)も16名そして今日が17名という陽性者が出ました。最近の傾向とすれば海外からお帰りになった方に「陽性」が多いということです。
今日(3月24日)も17名のうち5名が海外からの帰国者でした。
そういったことから昨日私は羽田の空港の検疫も見てきたんですけれども、帰って来られた方々、海外から来られた方々全部記入するように、またちゃんと体温が測れるようないろいろ工夫もしていますけど、やはり「水際」ということがあります。
もう一つは、若い方々が元気に活動されることが、結局この感染の源になる可能性が多いということであります。
ここを抑えていくのかが次の大きな感染源のわからないクラスターができることを防止することにつながるので、若い皆様方には是非ご協力いただきいたいと思います。
ーー首都封鎖とならないための具体策をどう考えておられますか?
小池都知事:若い方々の行動についてもう一度改めて考えていただいて、密接・密集したような場所や、近いところでの会話といった事に気をつけていただくということ。
これを徹底していかなければならないと思っています。
■イベント中止の補助や助成は?
ーーイベントを中止したりすることに対して、補償や助成はどういうことをされる予定ですか?
まずは自粛。お願いするという段階です。
なかなか「止める」という強権っていうのは基本的にはないんですね。一つ一つに対しての賠償というような話にはなかなかなりにくいところです。
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