2020年4月17日配信
医師が「PCR検査が必要」だと判断しても受けられないケースが相次いだことから、検査の体制が変わることになります。 厚生労働省は都道府県などに対して、地域の医師会などが運営する「検査センター」を新たに設置するよう通知しました。
体制がどのように変わるのか、またその注意点を解説します。(※4月16日時点の情報に基づく解説 聞き手: news zero 有働由美子 解説:日本テレビ 小栗泉 解説員 )
■PCR検査どう変わる?
小栗さん、これで「症状があっても検査を受けられない」状況は変わるんでしょうか?
少なくとも、間口は広がるということなんです。
これまでは、「相談センター」や「かかりつけ医」を通じてPCR検査ができるのは、「帰国者・接触者外来」だけでした。
そこで、今回、新たに地域の医師会などが運営する「検査センター」を設けて、かかりつけ医の紹介があればこちらでも検査を受けられるようになったんです。
都内では11,2か所設置する準備を進めていて、早ければ今週末にも運用が開始されることになっています。
そうすると、今度は検査センターに不安な人たちが殺到しちゃうんじゃないですか?という心配もありますよね…
そうですね、その点が心配になります、混乱して人が集まり感染が広がる恐れもありますよね。
検査センターで検査をするには、かかりつけ医などへの相談と医師からの紹介は必要になります。
つまり、いきなり、「直接は行かないでください」ということなんですね。
「直接は行かない」、これはとても大事ですね。
■ドライブスルー検査広がる?
新潟市などではいわゆるドライブスルー検査が始まっていますが、これは広がっていくのでしょうか?
ドライブスルー検査も受けられるのは、事前に検査が必要と判断された人だけなんですが、国も必要があればそういう方法も否定しないとしています。
医療もそうですが、検査も本当に必要な人に行き渡ることが大切です。あらためて「#落ち着こう」忘れずに協力していきましょう。
※2020年4月16日放送 news zero より
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