2020年4月21日配信
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、歯科医院の関係者からは、「不急の受診を控えて」との声もあがっています。
患者の唾液などが飛び散りやすい歯科。 働く人たちは感染の不安を感じながら患者と向き合っているといいます。私たちは今、どう行動すればいいのでしょうか?
■「不急」の治療は延期の検討を
日本歯科医師会は歯科医院に対して、感染が拡大する地域では「延期しても問題が少ない治療、定期健診、訪問診療等の延期の検討」を呼びかけています。
つまり、「不急」と判断する治療などは、後日にすることも検討しては、と呼びかけていて、こうした対応への理解と協力を利用者に求めています。
一方で、「例えば歯周病などの重症化予防のための定期管理は、全身状態にも関係する」とも指摘。「処置の緊急性は患者さんの状態により、かかりつけ歯科医が判断する」としていて、「ご心配があればかかりつけ歯科医にご相談ください」と呼びかけています。
今受診することが「不急」にあたらないか、もう一度立ち止まって考え、迷ったらかかりつけの歯科医院に相談することが求められています。
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