2020年4月22日配信
緊急事態宣言の期限となっている5月6日まで、残すところ2週間。小池都知事は、混雑しているスーパーについて、入店制限などを検討していると明らかにしました。
■「3密」発生するスーパー
感染拡大が止まらぬ中、いま多くの人が訪れている東京都墨田区のスーパー。
スーパーイズミ 五味衛 店長
「初めてみる人たちもだいぶ増えている。不思議な現象が起きている」
都内にあるこちらの店では、売り上げが3割ほど上がっているといいますが・・・
スーパーイズミ 五味衛 店長
「混むときは午前10時から12時ごろ、ピークの時間帯が一番『3密』の状態になってしまう」
3密を避けるため、入場制限を実施する日もあるといいます。
22日、こうした人が集まってしまうスーパーについて、小池都知事は・・・
小池 都知事
「スーパーはいま大変『密』な状態に結果としてなっています。そこで入店を何人までにするとか、お待ちになる方々との間とかについては、早急に検討しているところです」
スーパーが「密」になっているとして、「入場制限」や「時間制限」を検討していると、明らかにしました。
■「制限」にスーパーの反応は
入場制限を実施する日もあると話していたスーパーの店主は・・・
スーパーイズミ 五味衛 店長
「中にはいますからね、入場制限を守ってくれない人たちが。その人たちに説明しやすくなる。ただ、制限が本当に何人なのか。改めて、それが難しい」
3密を避けるため大手スーパーも対応しています。
一部店舗ですでに入場制限を行っている「いなげや」では、入場制限などが常態化することを見据え、警備対応の人員を確保することも検討。
「イオン」では人が集まらないよう、新聞の折り込み広告を中止。
「イトーヨーカドー」でも、混雑する時間帯を避けるよう促すポスターを掲示するなど対策をとっていますが、“入場制限は物理的に難しい店もある”としています。
あるスーパーの担当者からは・・・
スーパー担当者
「事前に相談がある訳ではなく、一方的なため、現場は対応に困っている。働くことが危険だとして、働き手が少なくなっているのに、入場制限の対策となると、店の外の対応に人を割かなければならず悩ましい」 と、困惑の声もあがっています。
■スーパーの「制限」について専門家会議は
22日、政府の専門家会議を終え、西村経済再生担当大臣はスーパーについて・・・
西村 経済再生担当大臣
「入店前後の手指の衛生、消毒、レジなどの行列の指定、混雑時の入場制限、一方通行の誘導」
混雑時の入場制限や、一方通行の誘導が必要だと専門家から提言があったと述べました。
2020年4月22日放送 news every.より
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