2020年5月13日公開
PCR検査が必要とされる人に行き届くには どうしたらいいのか…。 「検査方法」に新たな動きが。
千葉県松戸市の精密機器メーカ-。 ここで開発されたのはPCR検査をボタン操作で「全自動」で行えるという機械です。
従来のPCR検査では検体の中の遺伝子を抽出したり、試薬と混ぜたりといった行程の多くは“手作業”で行います。
このため手間と人手がかかります。
こうした作業を機械で全自動で行うことで、通常1検体につき6時間ほどかかるところ、 一度に8検体または12検体をおよそ1時間で判定できるということです。
全自動の機械は他のメーカーでも販売していますが、このメーカーでは価格は1台800万円から。
ヨーロッパの一部の国ではすでに使われていて、駐日フランス大使からは感謝状が届いたといいます。
PSS 田島秀二社長 「自動化することで特別な技師さんでなくてもできますので病院で患者さんがいてちょっと容体がおかしいと。これはやっぱり今までと違う感染症の可能性があるというのをすぐ見られるような態勢をこういう装置と作れると思います」
日本ではまだ承認されていませんが、 今月中に国に申請したいということです。
2020年5月12日放送 『news zero』より
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