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【本当の中国・北京 コロナと暮らしの今②】あらゆるところで”検温” 徹底する中国のコロナ対策とは

感染拡大を防ぐため、日本では一斉休校の措置や、イベントの自粛や中止などが実施されてきましたが、海外では新型コロナウイルスに対してどのような対策をしているのでしょうか?
いま、感染者数が最も多い中国のコロナウイルス対策や現地の状況について、北京支局の古江正彦
特派員がお届けします。

 

"中国の原宿” では街に入る前検温

三里屯の入り口

 

こちらは三里屯(サンリートン)。ファッション、レストラン街などが多くあり、若者が集まる、日本でいう渋谷や原宿のような場所です。
 

街の入り口には警備員がいて、体温を測っていました。通常、

▲三里屯の入り口で検温される様子

三里屯は平日でも賑わいを見せる街ですが、今はかなり閑散としています。


▲商業施設は空いていますが、お客さんの姿はまばらです

三里屯を抜けて住宅街に入ると、誰もいない学校のグラウンドが。中国では、新型コロナウイルスの影響で春節を祝う休みが延長され続け、学校は休校中でした

春節休みが延長され生徒の姿が見えないグラウンド

 

 

団地の入り口では門の前に警備員がおり、入っていく人に厳しい体温検査をしているといいます。

感染を広げないようにさせるため、街中にスローガンが掲げられています。


▲「返京人员请登记,并居家观察两周」北京に戻った人は登録をして、家で2週間の観察をしてください。

 


▲「假期少出门,出门戴口罩,会面有距离,拱手不握手」休みの間は外出を控え、外出にはマスクを、人とは距離を空け、握手をしないように

街中のこのお店では人が密集しないよう、普段は人の出入りを制限しているそうですが、人が少ないため取材時は店内に入ることができました。


▲ローカル商店の様子

 


▲コロナの影響はあるものの営業は続けているとのこと

 

今回は平日の北京の様子をお届けしましたが、少ない時と比べれば人混みが多くはなってきたものの、北京ではまだまだ人通りは少ないまま。通常に戻るには、もう少し時間がかかりそうです。

 

【本当の中国・北京 コロナと暮らしの今①】地下鉄はガラガラ… タクシーはビニール張りに
 

(この記事は2020年3月9日に取材した際の情報に基づき作成しています)

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