【目次】
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、その対策や支援に新たな動きが出ています。
※この記事は4月3日時点の情報をもとに書かれています。
■緊急事態宣言が出たら、東京はどうなる?
政府が緊急事態宣言が出た場合の東京都の対応について、4月3日に小池都知事が以下のように明らかにしました。
・緊急事態措置の概要などをあらかじめ公表
・必要なサービスは営業
・コールセンターを設置
緊急事態措置の内容としては、法律に基づく外出自粛要請や、施設の使用停止などを要請するとしています。一方、食料品や医薬品など生活維持に必要なサービスについては引き続き利用できるということです。また、小池都知事はこの週末も引き続き外出を自粛してほしいと呼びかけました。
(もっと詳しく:「不要不急」の線引きとは)
■軽症ならホテルや自宅で療養へ
こうした中、小池都知事は、軽症者や症状がない人については病院ではなくホテルに滞在してもらうことを、来週にも始めると発表しました。
厚生労働省が4月2日、医療崩壊を防ぐため、軽症者や症状がない人について、自宅やホテルなどでの療養への切り替えの検討を都道府県に求めたことを受けての対応です。
現在、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性の場合は、軽症や症状がない人も全員入院することになっています。しかし、新型コロナウイルスの感染者が急増する東京では、今のペースで増加していくと病床不足や医療崩壊をまねく恐れがあります。また、退院についてはPCR検査で陰性が2回出る必要があり、重症の患者へ入院のベッドを開けるため、1回目の検査を行うタイミングを症状がなくなってから48時間後から24時間後に前倒すということです。
厚労省の通知を受け、小池都知事は「宿泊施設などの一時滞在施設を確保してまいります。(厚労省から)通知受けて、新たに宿泊事業者と地元自治体の協力えて、来週にもモデルケースとして運用開始するメドが立っている」と述べました。
■軽症・無症状患者をアパホテルが受け入れ
全国にホテルを展開するアパホテルは、新型コロナウイルスの感染者のうち、軽症や症状が無い患者を受け入れる方針です。
政府から打診を受けて全面的に受け入れることを決めたもので、アパホテルでは「従業員の安全策をはかった上で、国難とも言える新型コロナウイルスに対応していきます」としています。なお、医療従事者の宿泊についても半額で利用できるようにするということです。
※出典:2020年4月3日放送 news every. 「ナゼナニっ?」など
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