4月12日放送 #2 花粉はなぜ減らないのか? 後編
企画内容
Travis Japanのメンバーが、日本で話題になっている場所やニュースの現場に行き、
汗をかいて取材。ロケを通じて様々なことを学んでいくVTRコーナーです。
今回は「花粉はなぜ減らないのか?」について学びます。
※4/5(土)…前編 4/12(土)…後編
▼花粉問題
・今や国民のおよそ40%が花粉症、都民に至っては2人に1人ともいわれ、その経済損失は1日あたりおよそ2300億円
・2年前政府は、「花粉症に関する関係閣僚会議」を開き、花粉症対策に集中的に取り組むための対策をまとめた
▼東京都農林水産振興財団 花粉対策室
・東京都の「花粉を減らす対策」を司っている組織
・今回は花粉対策室長の巽さんがロケに同行し、様々な花粉対策について教えてくれた
▼花粉を減らす対策
・東京都では、樹齢40年以上のスギが9割を占めている。
つまり、花粉をつける林齢のスギが増え、多くの花粉を飛散させている。
そういったスギを伐採し、伐採跡地に花粉の少ないスギなどを植栽することで、花粉の少ない森づくりを進めている。
・伐採されたスギは、「多摩産材」として生まれ変わり、駅舎や商業施設などの建築資材として主に使用されている。つまり、ただ伐採して終わるわけではないので、
林業の活性化にもつながっている。
▼スギの木伐採後の山はどうしているのか?
・伐採したまま山を放っておくと、土砂災害や水害の恐れがあるため、新たに木を植える必要がある
→また花粉を多く飛散させるスギを植えてしまっては元も子もない
→しかし、資材価値の高い木「スギ」は植えたい
上記2点を叶えるべく生み出されたのが、花粉の少ないスギの木、「少花粉スギ」である
▼枝打ち
・木に登って枝を切っていく作業
・枝打ちすることで、森に日の光が差し込み、スギの成長を促すことができる
・木が若いうちに枝を切り落とさないと、将来木材にしたときに節ができてしまう
▼Travis Japanのメンバーがロケで行った作業
・少花粉スギが植えられている山の見学
・樹齢15年のスギの木の枝打ち作業
・伐採されたスギの木が使われている施設を見学(秋川渓谷 瀬音の湯)