• 10年後の○○

#003 10年後の休暇の取り方

2019.11.19



 

都内のソフトウェア開発会社で製品のマーケティングを担当する谷山鐘喜さん、34歳。
谷山さんが家族を連れ向かったのは…

南国のリゾート、沖縄県・宮古島。

 


息子の樹喜(きき)くんとビーチで遊んだり、

挙げられていなかった結婚式のかわりに念願のウエディングフォトを撮影したり。
9日間の楽しい家族旅行と思いきや…

滞在3日目。

○谷山さん
「緊張しています。頑張ります」

 


谷山さんが向かった先は宮古島の中学校。

なぜ、会社員の谷山さんが突然学校の先生に?

実はこれ「リゾートワーク」という、会社の制度。
市の教育委員会と提携し、学校でITに関係した特別授業を研修として行います。
年間10人ほどが利用するというこの制度、研修以外の日は自由に休暇が取れ、
さらに旅費の一部は会社が負担します。

谷山さんの場合、9日間のうち1日授業をすることで、
家族分も含めた旅費の約6割を会社が負担したといいます。

さらに、この研修は家族が見学することもできます。

○妻 愛さん
「見学できないと思っていたので、すごく貴重な時間」

○谷山さん
「仕事もできるし、休暇は休暇でとれるし、家族とも充実した時間過ごせますね」

では会社にはどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、訪問先を「リゾート」にすることで社員に休暇取得を促しやすくなります。
また、普段と違う環境で“非日常の体験”をすることで社員の視野を広げ、
同時にプレゼン能力や人をまとめる力も養うことができるといいます。

○谷山さん
「コミュニケーションの取り方などを普段の業務に生かせると思います」



こうした「仕事」と「休暇」を両立させる制度は旅行業界などで広がりをみせています。

JTBは休暇でハワイを訪れた社員が現地のオフィスを利用して旅先から働ける制度を導入。
全日空は年末年始などの休みを延長し、帰省先で在宅勤務することが可能です。
日本航空は出張の前後に有給休暇をつけることができるので、
交通費の負担を減らして出張先で休暇を過ごせます。

 

広がり始めた、休みながら働く制度。

落合さん!10年後はこんな会社が主流になるんでしょうか?

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落合さんのジャッジは【なる】。
「思いつかなかったアイディアが出てきたりするのでは!」とのことです。

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