10月18日（金）放送の「アナザースカイII」は、杉咲花のフランス訪問に密着。

「志田さんのお芝居がすごく好きで」志田未来と同じ事務所へ

今回訪れたのは、ニースやカンヌなどの南仏エリア。このエリアを初めて訪れたのは2年前、映画『無限の住人』で第70回カンヌ国際映画祭の「アウト・オブ・コンペティション」部門に選出され、木村拓哉や三池崇史監督と特別招待を受けた時だ。

現地では、女優業を目指したきっかけなども明かした。もともと「1クールにやっているドラマを全部見る」ほどドラマが好きで、好きなドラマの全てに志田未来が出演していたという。「志田さんのお芝居がすごく好きで、憧れるようになって、お芝居がしたくなって、志田さんが所属されている事務所を母と一緒に調べてオーディションを受けました」と、同じ事務所の門を叩いたという。

2016年『湯を沸かすほどの熱い愛』で、19歳にして日本アカデミー賞「最優秀助演女優賞」を受賞し脚光を浴びた杉咲。「学校に行かないでずっと現場にいたいと思うぐらい、役として過ごす時間の方が楽しかった」そう。しかし当時は家に帰ってからも、役の気持ちのままの状態だったといい「そうやって過ごした方が楽だった」と振り返る。

しかし「結構暗い・重たい役が多かったので、ちょっとイライラしちゃったりもして母親が結構参ってしまって…『もう本当にきつい』と言われた日があったんです」という。その時に「自分自身は（役のままでいるのが）一番楽なんだけれど、迷惑をかけてしまうのはやっぱり良くないなと」思い、「（スイッチを切り替えるのは）大変なことだけど、自分のためだけに生きているわけではないから、頑張らなきゃなって思いましたね」と、演技との向き合い方を変えた杉咲。

「今はそっちの方が楽しいなって思います」明るい役も増えた

やり方を変えたことも功を奏し、さらに活躍。「仕事だけ楽しければいいやって思っていたけど、変わったと思います。切り替えてもできるんだなということに気付きました」「私生活も楽しくなってくるにつれて、自分自身も明るくなってきたり、明るい役も増えたりしたので、今はそっちの方が楽しいなって思いますね」という。

そんな杉咲は、明るい海と空が広がるカンヌを「自分の今の気持ちを投影してくれる鏡のような場所」と表現した。