12月13日（金）放送の「アナザースカイII」は、ラグビー日本代表・田村優の沖縄訪問に密着。田村の母方の実家があり、幼い頃から何度も訪れていたという沖縄。今でもオフシーズンには必ず足を運ぶ“癒しの地”で、ラグビーW杯を振り返った。

準備したことで勝利し「信じる力倍増」

W杯の開催期間中、試合の翌日だけは休息を取るが、その後は1週間かけて次の試合の準備を行っていたというサイクル。「月曜日から木曜日が（対戦相手への対策のため）頭パンパンで、テストみたいな感じです」といい、準備というと練習のイメージが強いが意外にも「基本的にパソコンの前にいることの方が多かったですね」「いい練習をするために準備をしますし」と舞台裏を明かした田村。

「コーチが提示してくれたプランを信じきる、それを信じ込ませるのもやっとW杯の最後4試合でできたかなと思った」「本当に大きな試合で勝たないと、自分たちのやって来た事・今やっている事が100％信じきれないというか」と、ベスト8進出という躍進の裏にある苦悩を明かしたが、結果「本当にみんなで準備した事で勝ったので、『信じる力倍増』みたいな感じ」になることができたそうだ。

正確なキックを支えた「ゆっくりのんびり」な性格

田村といえば、その“正確なキック”も注目された。「ゆっくりのんびり（な性格）ですかね。あまりくよくよはしないです。外すこともあるので、どれだけ楽観的に考えられるかですね。それが次のプレーにずるずる引きずってしまうとよくないので、まぁいいかみたいな感じで」と、キックを支えたのは自らの性格でもあったと田村自身は分析する。

また、滞在中に公園を訪れると、ラグビーの練習に励む子どもたちの姿も。未来の選手たちを見て田村は「まずは楽しむことですね。どんどん友達も増えていくでしょうし。友達とやるのが一番楽しいと思うので、そこをしっかり大事にして。またその次のステージもラグビー続けたいと思ったら、どんどん技術が必要になってきてそれはいつでもできるので。本当に楽しむことが一番」と語った。