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ザ!鉄腕!DASH!!

日曜よる7時00分~7時58分 放送

DASH村 ~23度目の米作り始動~

2023.03.26 公開

23度目の米作り。去年までは、福島DASH村から直線距離で5㎞の葛尾村で、12年前の震災後、荒地だった場所を開拓して田んぼに。荒地から2年かけ、うまい米を作ることができた。
その時、男たちは思った。「どうするよ、来年。プレッシャーだよ」「また来年は新たな事できたら」
米作り23度目にして新たな挑戦を!


今年2月。城島、岸、シンタローがやって来たのは、田んぼのある葛尾村から西へ1時間。日本百名山の一つ、安達太良山を望む大玉村。
ここは葛尾村の田んぼの他に新たな場所を探す男たちに、村の仲間達が教えてくれた場所。
地元米農家の古川さん、村役場職員の神野藤さんの案内で、平地を離れ、山側に進むと、かつては田んぼだった所が荒地に。「面影が感じられない…」


その原因は…「農家の後継者がいない。持ち主の方も高齢で。こういう現実もある」
稲作は大玉村を支える一大産業。かつては米の味を競うコンクールで何度も受賞していたが、40年前と比べ、田んぼの作付け面積は半減。東京ドーム21個分が荒地に。
こうした荒地は山に飲み込まれ、山林化してしまうという。長年人の手が入っていないため、野生の動物たちがやって来る。一同の前に姿を見せたのはニホンカモシカ。これには岸も「見てみたかった」と興奮。


こうした荒地が、大玉村だけでなく福島県、そして全国で増え続ける中、城島がここに決めた、もう一つの理由は男たちが挑戦したことのない新たな環境。
3月。城島が、太一・松岡に「田んぼの候補地として考えてるのがこのエリア」と案内すると…
「マジか!」と2人が驚いた。そのワケは、一昨年開拓した葛尾村の田んぼと比べると広さは1.5倍。
荒れ具合は、桁違い。「新たなチャレンジするためにここ良いなって」と城島。


城島がここに決めた理由、それは…「見てもらったら分かる通り。棚田」
1区画ごとに階段状になっている棚田。山の斜面に作られた棚田は、機械が入りにくく、水の管理など手入れが難しい。
一方で…「棚田というのが魅力的」「風通しが良く日当たりが良く、昼夜の寒暖差もあって、環境が最高」
この棚田を蘇らせれば、今までにない美味しい米を作れるかもしれない。


そして、田んぼ内を散策すると…「いや~凄いな、ここ田んぼだったの」
そんな荒地となった所で、棚田の痕跡がわかる土砂崩れ防止の石積みを発見。こうした石積みによって作られたのは、計7段の棚田。
「5人いるでしょ。2つを作業場にして、残りの5つの田んぼを一人ずつ担当する」と太一の提案。


作業に取り掛かる前に…「この木活かす?シンボルに」
棚田に生えていた木に掲げたのは、『DASH村役場』の木の看板。
「場所が移っても、あの時の気持ちを忘れないために」
始まりは、今から23年前の2000年のこと。始まりは小さな建物がポツンと立っていた荒地。
そこを村役場とし、草刈りも畑作業も作物を作るのも、何かも初めて。
ようやく出来たと思っても、明雄さんの口癖は「まだまだ」だった。


そして2年前の夏。10年ぶりに村内を回り、改めて感じた想いが…。
「ここで学んだ技術や知恵を次へ繋げなきゃいけない」
まだこの場所で農業をすることはできないが、DASH村の経験を活かし、ただ米を作るだけではなく、繋げていくという想いで米を作っていく。
「この看板がある限りどこに行っても魂はDASH村の思い」「ここで米できたら感動だね」


23度目にして未知なる戦い。挑み続ける男たちの胸には、いつもあの言葉が…「まだまだ」
23度目の米作り。棚田を復活させ、うまい米を!
まず、茂った草をご近所さんの米農家・武田さんから草刈り機をお借りして刈るのは、太一と松岡。
さらに、お借りした重機を城島とシンタローが操縦。
「いやー大したもんだよ、シン」
シンタローの今回の任務は、切り倒した木の枝や刈った草を運ぶこと。


1時間かけ1段目の草木が一通り無くなったところで、城島が根っこごと掘り起こし、土をならしていく。
「これまだ1段目やろ。全部で7段あるねんもんな」
駆けつけてくれた地元の方の手も借り、2時間ほどで、ようやく草刈りは2段目途中。しかし…
草刈り機で刈っていく太一が「しんどい。切ると竹が倒れて進めなくなる」


一面に生えているのは細い竹の篠竹。2m程の高さで密集しているため、刈ると倒れた竹が邪魔して、前に進みにくい。それは、重機を使っても…「竹って結構厄介やな。竹は全部繋がってる」
竹は一本一本独立して生えているのではなく、地下茎で繋がっている。
とても太くて硬いので重機でも掘り起こすのに時間がかかってしまう。


その影響は土にも…「土の栄養が足らんよな。これは養分取られるわ」「同時に堆肥作りも動いた方がいい」
この地域の田植えは5月の連休前後。堆肥を仕込み始めないと間に合わない。
そこで、松岡とシンタローが、堆肥の元となる牛糞を頂けそうな場所を探して大玉村役場へ。
家族が畜産農家だという職員さんを紹介していただけることに。
待つ間に、松岡が気になっていたことが…「あのペルーの国旗は何ですか?」


実は、大玉村と空中都市で有名なペルーのマチュピチュ村は、友好都市協定を制定。
1917年、大玉村生まれ野内与吉さんはペルーに渡り、鉄道やホテル、温泉などを作り、マチュピチュ村の初代村長となり、マチュピチュ村の発展の礎となったといわれる。
するとシンタローが「玉ピチュですよね、ここは」これには松岡も思わず「めんどくせーな、拾いたくない」
そして、紹介していただいたのが、村役場職員の渡辺恋音さん。


そんな恋音さんに案内して頂いたのが、農家歴60年のおじい様の政司さんの牛舎。
現在は約15頭の牛達を愛情込めて育てている。そのため…「人懐こいですね」
そんな子達が出してくれた牛糞を分けて頂くことができた。
「大切に使わせてもらおう」


そして、作業開始から4時間の棚田は、だいぶ草刈りも進んで視界も開けたが、まだ2段目。
地元の皆さんの手も借りながら、引き続き作業を進めていくと、古川さんが「一服で~す!」
それは、堆肥の材料探しで出かけていた太一が、地元の米農家の今井さんから頂いていたものを、地元の方々がにぎって作った塩むすび。
「うめえ~!」「香りがすごい」「ただの塩むすびなのに、一番美味しさが分かる」


すると、今度はシンタローが「みなさん!これは岸から差し入れです」
それは、この日の作業に参加できなかった岸が、去年育てた米を使って、米粉にして作ったお団子。
ちなみに岸が作ったのは白い団子の方で、ピンク色の方は、シンタローがDASH村のウチワサボテンを搾って色付けして作った。「紅白はめでたいということで」
そんな岸&シンタローが作った紅白みたらし団子を頂く。「美味しい!」


「でも、ここからはすぐ暗くなるから、今日はここまでにして、また次回の展開にする?」と城島。
今日はまだ初めて1日目。作業は2段目だが、全部で7段の棚田。
「これは葛尾村より大変」
男たちの、23度目の米作りは、まだまだ始まったばかり。

【DASH村 特設サイト】

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