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ザ!鉄腕!DASH!!

日曜よる7時00分~7時58分 放送

グリル厄介 ~鎧をまとった外来魚~

2021.10.31 公開

知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島に加えて、今年7月、新たに世界自然遺産に登録されたのが、沖縄県の北部・やんばる地域、西表島、徳之島、奄美大島。
天然記念物のヤンバルクイナやリュウキュウヤマガメ、アオバラヨシノボリやヒョウモンドジョウなど、貴重な在来種が数多く生息するが、これまでグリル厄介で訪れた都道府県ランキング第1位は沖縄。
体長2mを超える蛇・タイワンスジオ、歩く怪魚・クララ、死のカタツムリ・アフリカマイマイなど、これらほとんどの厄介者は、沖縄の中部・南部に生息していた。


今回の舞台は、そんな沖縄。城島・松岡・加藤と一緒に厄介者を捕まえるのが、メジャーデビューを控えた、関西発の7人組ジャニーズJr「なにわ男子」
リーダー大橋、大西、藤原の3人が、『鉄腕DASH』に初参戦!
そして、今回のターゲットは「鎧をまとった外来魚」
それは、4年前に沖縄で捕まえた、南米原産・アマゾンからやってきた鎧をまとった外来魚プレコ。


その硬い鱗で身を守り、原産地アマゾンではワニが唯一の天敵。
つまり、沖縄では敵はいない。そのため、沖縄の川で大繁殖。
川のコケを食べ尽くし、本来いるべき生物の住処を奪う厄介者。
世界自然遺産の沖縄北部に入り込めば、手付かずの自然の川のコケを食べ、生態系を壊す可能性も…。
前回の捕獲場所・比謝川のさらに上流で、プレコがどこまで侵入しているか調査。
初めての胴長を着て、タモを携え、なにわ男子の3人が茂みを進み、いよいよ川へ!


穴を掘って卵を産み、それをオスが守るという習性を持つプレコを探すため、怪しい穴を見つけてはタモで探る。
タモでは分からない穴は、自らの手を突っ込んで!「手で!?」と驚くなにわ男子の3人も、意を決して穴に手を突っ込んでプレコを探していくが、穴の中では発見できず。
川をさらに進んでいくと、水中にプレコらしき黒い影を発見!
松岡がすかさずタモを振り下ろすが、黒い影は川の先へ逃げてしまった。
「見つけてから捕まえに行くスピードがスゴイ…」と松岡の動きに、なにわ男子・大西も驚き。


そして、松岡が石の陰に潜んでいたプレコを手づかみで捕獲!
初めて見るプレコの姿に、「トゲとかスゴイ!」「硬っ!」「魚の硬さじゃない!」となにわ男子、大興奮!
そして、そんな見た目よりも「美味しいの?」と味が気になって仕方がない様子なのが、大橋。
実は、プロ顔負けの腕前を持つ料理男子で、ジャニーズ一の大食漢の大橋。
その後も捕獲を続け、1時間で捕獲できたのは3匹。
とはいえ、捕まえたその場所は、市街地から離れた川の上流。つまり、「沖縄北部まで行く可能性もある」
なんとか食い止めねば…。


そこで、繁殖の元凶である、下流の市街地へ。やって来たのは水道局。すると…「めっちゃいる!!!」
ざっと見て100匹以上のプレコが!いつもなら追い込み漁で一気に捕まえるが…
「側線が無いってことは、目で気が付く?」と城島。
側線とは、体の横にある水中の音や振動を感知する器官の事。
これまで、その習性を利用して水面を刺激し、魚を追い込んでいたが、プレコには、その側線が無く、振動に反応しない。


その代わりに、プレコは敵のことは目で察知する。
そこで城島、2年前、グリル厄介の沖縄ロケでお世話になった地元の漁師・安達さんに電話で相談。
駆けつけた安達さんが持ってきてくれたのは、ふわふわと動く紐の影とチェーンの音で魚を操り、網に追い込む大正時代から続く沖縄の伝統漁で使うシルシカーという漁具。
これを使って、TOKIOとなにわ男子二手に分かれ、川の両端からプレコを挟み撃ち、網の上に集まったところを一気に引き上げる。


まずは、川幅の一番広い所に網を隙間ができないように敷き詰める。
準備が整ったところで、距離が長いなにわ男子が先にスタートし、遅れてTOKIOが追い込む。
揺れや影に敏感なプレコを追い込むため、シルシカーを大きく派手に動かすのがポイント。
「行ってる行ってる!」うまくプレコを追い込んでいく、なにわ男子。
しかし、目が良いプレコは、網を認識しているのか、網の前に来るとUターンしてしまった。
戻ってきたプレコを、なにわ男子が懸命にシルシカーを動かして追い込む!


そして、網の上にプレコが集まって来たところで、タイミングよく息を合わせて網を引き上げる!
しかし…「意外に少なくね?」
網にかかったプレコが思ったよりも少ない、その原因は、足の隙間を抜けていってしまっているという事。
そこで、追い込む人数を増やして壁を作り、目のいいプレコを逃さぬように追い込む。
追い込まれたプレコが網に入った瞬間を見計らい、一気に引き上げると、27匹を一気に捕獲成功!


1回目と合わせて合計34匹の鎧を纏った外来魚プレコ。どう美味しく頂くか?
捕獲したプレコを運んでやって来たのは、那覇市の国際通りにある「首里天楼(すいてんろう)」
こちらの料理長が、日高裕行さん55歳。
沖縄で生まれ育ち、26歳で料理の世界へ。およそ30年間、様々な沖縄料理店を渡り歩き、首里天楼の料理長に。
誰もが知る、定番の沖縄料理はもちろん、伝統の琉球懐石をも手がける。
人呼んで…「ミスター沖縄料理」。


そんなシェフ日高さんも「なんだこれ。見たことない」と、流石にプレコは料理したことがなかった。
早速、捌いて頂くが、硬い皮に悪戦苦闘。そしてその身は「若干、コケを食べたようなニオイがする」
さらに、肉並みに弾力があり硬い。
試しに焼いてみると、水分が少なく「ホンマにホルモンみたい。めっちゃ美味しそう」
シェフ日高さんが試食してみると「淡白だけど、歯応えはスゴくいい。臭みを抑え、食感を活かす料理にすれば、食材としての可能性はあると思います」


出来上がった一品目は、『カーサプレコ』。
醤油ベースのタレに漬けこんだプレコの身をオーブンで焼き、熟成豆腐ようソースを塗って、再度オーブンで焼き、それを臭みを消すために月桃の葉(カーサ)で包んで蒸した。
「うますぎ!」「身が弾力ある!」「全然臭みがなくて、魚の旨味がギュワーって出てきます」となにわ男子・大橋の箸が止まらず、思わず完食!


二品目は、『プレコの梅しそ天ぷら』。
プレコの臭みを消すために、巻きずしのように大葉と梅肉と海苔で巻き、油で揚げてジューシーに。
「柔らか!」「臭みが一切ないし、身がプリプリ!」
そのあまりの美味しさに、なにわ男子・大橋はまたしても完食!


シメは、プレコでとった出汁に、自家製麺、さらに、ソーキ風に仕上げたプレコの煮付けを乗せた『プレコそば』と、プレコ出汁で炊いた『プレコジューシー』。
「これは美味いなあ!」「プレコ出汁持って帰りたい!」「ホンマに美味い!」となにわ男子だけでなく、「今まで食べた炊き込みご飯で一番美味しいな」と城島も太鼓判。


「沖縄料理としての新たな食材として、プレコはどうですか?」という城島に、シェフ日高さんも「ぜひ、みんなも食べてほしいなと思います」
沖縄の川で大繁殖する厄介者も、その調理法さえ分かれば…美味しく食べて、その数を減らしていけるはず。
「これ、食材としても“プレっ子"、いや“売れっ子"になるね」

【グリル厄介 特設サイト】

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