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ザ!鉄腕!DASH!!

日曜よる7時00分~7時58分 放送

DASH村 ~18年の米づくり 収穫~

2018.12.02 公開

18年目にして、最大の危機に見舞われたTOKIOの米づくり。今まで体験した事のなかった苦難を乗り越え、その実りを迎えるまでの236日の全記録。
例年よりも1か月も遅い6月中旬の田植え。災害レベルの酷暑の影響で、1本だった苗が枝分かれして茎が増える「分けつ」の数は例年の半分の30本に。
茎の数が少ないと、実る米も少なくなってしまうだけでなく、暑さが続けば、生育不良になり、モミの中が空っぽの不稔米や白く濁って味が落ちる乳白米などになってしまう。
「量と質が落ちるってダブルパンチですね…」と、TOKIOが嘆くほど、事態は深刻だった。


その暑さから米を冷やすために、米づくり52年の三瓶専次郎さんが提案したのは、田んぼの水を抜く事。
田んぼの水を抜く事で、夜の間、わずかに残った水が蒸発。その気化熱で田んぼが冷やされる。
しかし、三瓶金光さん曰く、「これは一か八かのやり方だよ」。
本来ならこの時期は、これから出る穂に水と養分を十分与えなければならない。
水を抜いた状態で、この後も雨が一滴も降らなかったら、最悪の場合、穂が出てこない恐れも。
不安を抱えながら様子を見守り、2週間後。葉と茎の間から、やがて米となる穂が…。
「よかったよかった」と城島も胸をなでおろす。


いつもなら稲刈りを開始している9月の半ば。今年は、まだ青い粒。実が熟すには、あとひと月は必要だった。
ただし、今年の稲はヒョロ長い。少しでも風にあおられると、重くなった穂を支えきれず、倒れてしまう。
「大丈夫かな」と心配するTOKIOだったが、その不安は的中してしまった。
大型の台風24号が福島に近づいていた。そこで、強風に負けぬ様に4つの株を束にして、強度を増す事に。
特にヒョロ長い700株を束ねた。そして、台風が襲来。行ってみると、稲が倒れて穂に泥が付いてしまった稲も。
しかし、4本ひとまとめにして束ねていた稲は台風の強い雨風にも耐えていてくれた。
ホッと胸をなでおろす太一。


そして、周りのほとんどの農家さんが、稲刈りを終え、乾燥を進める10月下旬。
粒の大きさは、去年より少し小さい程度だが、問題は、茎の本数が去年の半分で、実がなる穂も約半分。
さらに、一本の穂に実る粒の数も110粒といつもより少ない。
しかも、中身に栄養がいっていない可能性も。
遅かった田植え、水不足、酷暑、台風…いくつもの困難を乗り越えてきたTOKIOの米。
その味を確かめるためにも、福島DASH村の仲間達と共に、18度目の稲刈り開始!


稲を刈るのは実に8年ぶりとなる太一も、遅いながらも丁寧に刈り取っていく。
そして、新男米と一緒に植えた、品種改良中のふくおとこも刈る。
TOKIOが育て続けている新男米に、明雄さんのチヨニシキをかけ合わせたふくおとこは今年2年目。
新男米と同じく枯れかけていたが、新男米と比べて、1本1本が太く、粒の大きさも明らかに大きい。
しかし、味はまだ分からない。


『棒がけ』をして、天日に干すことで、旨味が凝縮。
その3週間後、ドラマの撮影の合間をぬってやって来たのは、松岡。実は3年前、稲刈りはしたものの新米を食べられずじまいだった。
そんな念願の新米を食べるために、ハーベスターという専用の機械で脱穀。


続いて籾すりをして殻をとり、精米でぬかをとって白米に。
新男米は、青米、白い乳白米、割れ米が目立ち、重さも軽い。
一方、ふくおとこの方は、新男米に比べ、明らかに丸く、厚みがあり、ずっしりとした重さ。
「あと、食べて味がどうかやね」
それを確かめるのは、仲間たちと。
城島が米を研ぎ、太一がカマドの火守りして米が炊き上がるのを待つ。
その間に、松岡が米に合う麻婆茄子を作った。そして、新男米とふくおとこが炊き上がり、いよいよその味を…!


「皆さんのおかげで18年目の新男米、炊き上がりました!いただきます!」と城島の挨拶から食事会が始まった。
まずは、新男米。茎の数も少なかった上に、精米しても割れ米や乳白米が多かったが…。
「美味い!噛めば噛むほど甘さが出てくる」、城島は「香りは薄いけど甘みは良い」と、色々と大変な状況で育ったとは思えない程の美味しさ。
孝子さんの漬物、松岡お手製の麻婆茄子との相性もバツグン!
続いてはふくおとこ。品種改良を始めて2年目。
昨年は、みんなで分け合い、たったひと口分しか食べられなかったが、今年はお腹いっぱい食べられる。


「後味が甘い」「香りがいい」と上々の美味しさに思えたが、米の美味しさを鑑定するプロフェッショナルの入口さんの評価は…。
「美味しいです。弾力もあって、一粒一粒の粒感がある。だけど、強烈な個性があった方がいい」という。
強い旨味と甘みが続く「龍の瞳」というお米のようなインパクトが必要とのこと。
それでも、去年よりも美味しいという言葉を頂くことができ、皆で喜びを分かち合った。


ふくおとこが、数々の困難を乗り越えられたのはおそらく、明雄さんが育てていた、悪環境に強いチヨニシキの性格を受け継いだからだと思われる。
今年残した、ふくおとこ3万粒のタネで、年が明けたら、19回目の米づくり。
きっとまだまだ、美味しくなる。

【DASH村 特設サイト】

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