3000歩で韓国旅行できるか!?
3000歩以内でゴールを目指す、DASH恒例のチャレンジ企画が海外では13年ぶりに復活!
使えるのは己の足と公共交通機関のみ。体力の限り、知恵を絞り、歩数節約に命をかける男たちの戦い!「“3000歩で韓国旅行できるか!?"」
今回は、初のチーム戦。太一・岸チームと横山・シンタローチームの2ルートに分かれ、どちらか1人でも3000歩を超えたらアウト!
舞台となるは、韓国・ソウル。日本の成田国際空港をスタートし、ゴールは、韓国一予約がとれない高級サムギョプサル店「金豚食堂(クムデジシッタン)」。
ミシュランガイドソウルに5年連続掲載され、BTSなど韓国スターも足繁く通うこの店の、一番人気メニューを食べられるのは、成田国際空港からより少ない歩数でゴールしたチームのみ!
成田国際空港を飛び立ち、およそ1200kmの移動。韓国最大の仁川国際空港に到着し、現在の歩数は太一675歩、岸835歩、横山802歩、シンタロー786歩。
ゴールの高級サムギョプサル店は空港から遠く離れたソウル市内。直線距離で51km。
太一・岸チームは、まずソウル市内を目指し、到着ロビーを出て目の前にあるリムジンバスに乗車。一方、横山・シンタローチームは「とりあえずソウル駅を目指そうか」と空港鉄道の駅のある方へ移動。
と、目に留まったのは「何あの電動の車、乗せてくれるんかな?」広大な仁川国際空港には、空港内を巡回する無料の電動カートが。
思いがけず、カートに乗せてもらい、150mをわずか1歩で。無事ソウル駅行きの列車に乗車。そして、韓国の北部を東西に流れる川・漢江を横断し、韓国一の大きさを誇るソウル駅に到着。
一方、バスに乗る太一・岸チームも漢江を越え、ソウル市内へ。「バスが多いね」市内の隅々まで網羅する韓国のバス、使いこなせれば勝利に近づく。
ソウル駅前のバスターミナルは、一日、14,600便もの路線バスがひっきりなしに往来する。そこで、たまたま遭遇した日本人の方に教えてもらったバス停からバスに乗車。
一方、太一・岸チームは世宗大路で下車、乗り換えできるバスを探す。
この時、ゴールまで約3.5kmとほぼ同じ距離にいた両チーム。
横山・シンタローチームがすでに合計で1000歩超えに対し、未だ3桁をキープする太一・岸チームは、バスを降りたところで「あのチャリンコに乗せてもらおうよ!」
そこには、人力車が。
人力車を追いかけるため世宗大路を北上、目の前には朝鮮の英雄・李舜臣の巨大な銅像にソウル随一のフォトスポット・光化門が。
横山・シンタローチームは歩数がかさむ繁華街エリアに突入、「南大門市場。せっかく韓国来たし、行っちゃうか」
今回は、3000歩以内であれば道中で飲み食いOK。
600年以上の歴史を誇る南大門市場は、食料、衣料、輸入品など、およそ1万件以上の店舗が集まる、韓国最古にして最大の総合市場。
と、市場の店員さんに案内されたのが、南大門市場内の細い路地、通称・カルグクス横丁と呼ばれ、ほぼ同じメニューを提供する屋台が、全長30mに、ひしめくように並ぶ。
勧められて食べたのが、韓国式うどん・カルグクス。「ラーメンと、うどんの良いとこ取り。平打ち麺がスープとよく絡む」
一方、太一・岸チームは、自転車型の人力車に乗車。ソウルの歴史的なエリアを走り、ゴールまでは行けないものの、ゴール方向へ向かうバス停までは0歩で。
その頃、腹ごしらえを終えた横山とシンタローがいるのはソウルタワーがある山の麓。ゴールまでは山を迂回しなければならないが、ここでシンタローが奇策に出る。
「ケーブルカーで山の頂上のソウルタワーに行けば、後は(スーツケースに乗って)下るだけ」一かバチか、大回りではなく山越えのルートを選択。
シンタローの直感を信じて、まず、目指すはケーブルカー乗り場。だが、ソウルは丘陵地がいくつもあり、坂が多い街。
市内の道の40%が勾配のある坂道のため、上り坂の連続で、ここにきて一気に歩数がかさむ。
一方、人力車に乗って0歩で移動中の太一・岸チームは、昔ながらの街並みが残る仁寺洞へ。骨董品や工芸品の店が軒を連ねる伝統と芸術の街。
「屋台からいい匂い。たい焼きかな」と岸。確かに似ているが、韓国では鯛ではなくフナ。プンオパンと言う定番の屋台スイーツ。
そして、終点がゴール方面と教えてもらったバスに乗り込み、30分前、横山・シンタローチームがいた南大門市場を通過。
一方、山越えするため、ケーブルカーをめざす横山・シンタローチーム。坂が多いため、歩数が少ないシンタローが、横山をスーツケースに乗せて押し、歩数を節約しながら坂道を進む。
その後、横山・シンタローチームは傾斜型エレベーター・南山オルミに乗車、走行距離140mを0歩で進む。
さらに、ソウルタワーや南山公園へのアクセスとして人気の南山ケーブルカーを乗り継ぎ、ソウルタワーの麓へ。
その頃、太一・岸チームは、バスの終点で下車。バス移動で歩数を使うことなく、ゴールまで直線距離1.8kmと大きく前進。
さらに近づくには、ゴールとの間に広がる、広蔵市場を通り抜けるのが最短距離。そこは100年以上の歴史をもつ韓国初の常設市場。
広大な敷地に多種多様な5000店舗以上がひしめく。中でも屋台が立ち並ぶ、うまいもん横丁は、韓国の安ウマグルメが集結するソウル市民の台所。
と、ここで空腹が限界の岸、屋台グルメを偵察。「めちゃ旨そうな揚げたてのチジミがありました!」本場のチジミでランチ休憩。「マッシュドポテトみたい。マシソヨ!」
そして、居合わせた日本語が分かる女性に教えてもらい、チョンノサムガと言う地下鉄の駅まで歩けば、乗換えなしでゴールの最寄り駅まで行けるとのこと。
と、チョンノサムガ駅を目指していたが、「ここショッピングセンターじゃない…?」市場の人混みと地下鉄探しで歩数がかさみ、太一・岸チームの合計歩数と横山・シンタローチームの合計歩数が両チームほぼ互角!
チョンノサムガ駅に辿り着けなかった太一らは、手前のチョンノオガ駅から地下鉄に乗車。目指すはゴールの最寄駅。だが、地下通路は思った以上に長く「歩数使っちゃうわ…」
一方、山頂のソウルタワーの横山・シンタローチームは、シンタローの思惑がピタリ。全長およそ200m、待望の下り坂。当然ここは、スーツケースにまたがって一気に。
作戦通り、200mを3歩で山越えし、横山・シンタローチームの合計歩数が太一・岸チームの合計歩数を抑え、ここで形勢逆転!
2人とも歩数を1200歩以上残して、バスで山の反対側へ。2回乗り継ぎ、最寄りのバス停からゴールまでは、およそ500m!
一方、太一・岸チームは、ゴールの最寄駅ヤクス駅に到着するも、岸がついに2000歩をオーバー。岸の歩数をカバーするため、太一が岸を押して歩数を消費しながら、ようやく地上に。
そして、ついに「ゴール!!」両者ともに3000歩以内で見事ゴール!となれば、より少なく歩数を抑えたチームの勝利だが、果たして?
最終的な歩数は、太一・岸チームが、太一2112歩、岸2255歩で4367歩。
横山・シンタローチームが、横山1949歩、シンタロー1908歩で3857歩。
見事、勝利を収めた横山・シンタローチームには、BTSなど韓国スターも来店、ミシュランガイドソウル掲載の名店「金豚食堂(クムデジシッタン)」の一番人気、韓国産の豚肉トップ0.3%しか認定されない、最高級豚のみを使用した骨付きサムギョプサルを。「ん゙ー!ジューシー!脂うまっ」
次は3000歩で、世界のどこへ向かうのか!?