出張DASH村 ~静岡県 折戸ナス~
今回『出張DASH村』は、太一がV6の井ノ原快彦と静岡県静岡市へ!
2人がお手伝いする農家の川口隆司さんは元高校教師。
腕っ節の強さからやんちゃな生徒が多い高校を回り、次々と更生させてきた。人呼んで「静岡の金八先生」。
そんな川口さんが定年後、生徒のように可愛がっているのが…
太一「ナスだ!」
井ノ原「かわいい!」
形が丸く、果肉がギッシリつまった折戸ナス。なんと、生のまま食べられる。
太一「甘い!ナスってこんなに甘いっけ?しかもジューシー」
井ノ原「リンゴみたい!」
と、2人が驚くほど甘くて美味しい折戸ナス。
かつては徳川家康が愛したとされるナスで、家康が駿府城で詠んだ「一富士二鷹三茄子」のナスは、この折戸ナスのことだという。
縁起物として珍重された初物の折戸ナスは、当時1個10万円(1両)の高値が付いた超高級品!
そこまで高値がついた理由は、収穫の時期。本来、ナスの収穫は夏から秋だが…。
川口さん「折戸ナスは、5月に収穫されていたんですよ」
早くナスが食べたいという家康のワガママをかなえる為に、駿河の農民たちは収穫時期を早める努力を行った
ビニールハウスのおかげで年中野菜が作られる今とは違い、当時の農民達は藁や障子紙で
畑や株を覆い、ナスの生長を早めていたという。
さらに静岡市清水区の促成栽培を助けたのが、ナスの畑がある半島を形成する黒い砂。
静岡県の安倍川上流にある黒い石が川の流れと共に河口へ、それが波や潮によって流され、堆積してできたのがこの三保半島。
黒い砂が太陽の光を吸収するため通常の砂に比べて温かくなり、早くナスが生長し収穫できた。
そして、そんな美味しい折戸ナスを収穫。
自ら家庭菜園で育てるほどのナス好きの太一は、ナスのヘタのトゲに注目。
トゲは、鳥などに食べられないようにする役割をもつとされ、トゲが多いほど新鮮である証し。
収穫したナスは、すぐに布で拭いてピカピカにし、傷や痛みのないキレイなものは「秀」、傷があれば「優」に選別。
井ノ原「これは優ですね」
太一「僕らもよく言われたね、ユーって。“YOUはもう"って。ジャニーさんの使う日本語って面白かったね」
こうして、選別された折戸ナスは、静岡県内の直売所や、東京のスーパーやレストランへ出荷される。
そして、収穫した折戸ナスを、地元ならではの食べ方で!
折戸ナス料理は川口さんと、親戚の武田三絵子さんに教えて頂く。
身をくり抜き素揚げした折戸ナスに、炒めたひき肉などを詰め、ナス入りのトマトソースと、チーズを乗せオーブンで焼いた『ナスのチーズオーブン焼き』
折戸ナスに駿河湾で獲れたアカイカを挟んで揚げた『ナスのはさみ揚げ』
そして、ナスたっぷりの『ナポリタン』
太一「うわあ 美味そうだぜ イエイ!イエイ!」
井ノ原「太一くん、俺ね、食べ物の中で一番ナポリタンが好き」
そして、出来上がった折戸ナスづくしをみんなで!
太一「トロ~っとしてて、うーま!!ものすごいジューシーじゃない?」
井ノ原「あー美味しい!すげー美味しい!」
さらに、デザートは、ケーキ作りが趣味だという川口さんが作った、『折戸ナスのパウンドケーキ』!
ナスのデザートは、太一も井ノ原も初めて。
井ノ原「美味しい!生で食べた時にりんごみたいな味がしたから、甘いものにも合うんだね」
太一「ナスでこんなに楽しめるんだね!」