吉沢亮 予約は2年待ち!?鳥取の伝説のカニ料理店を訪問!絶品料理が続々登場
3月17日(金)放送の『沸騰ワード10』は、カニに取り憑かれた俳優・吉沢亮に密着。
番組ではこれまで4年にわたり吉沢のカニを求める旅に密着してきたが、今回の舞台は鳥取県。実は、鳥取はカニの水揚げ量と消費量が日本一とのこと。
そんな鳥取には、ミシュランで二つ星の評価を獲得したカニ専門店があるという。予約はなんと2年待ちだそうだが、吉沢のカニの情熱が通じ、定休日に取材させてもらえることに!
幻のカニ「若松葉」とは!?
カニ専門店の前に、まず訪れたのは「中村商店 本店」。幻のカニの元へ。
2月の1ヶ月しか漁が許されず、県外にほぼ出回らない幻のカニというのが「若松葉」。
種類は松葉がに(水深約300m付近の深海で育つオスのズワイガニ)と同じだが、松葉がにとして漁獲できるサイズまで成長したカニがさらに大きくなるために脱皮をした、その直後が若松葉だそう。
生きたカニを触ってみて、「確かにちょっと柔らかいかも!強く握ると結構破れそうなくらい」と吉沢。
色も、松葉がによりも若松葉の方が少し透き通っている。
まずは、お刺身でいただく。
刺身ではあるが、初めに熱湯に7秒ほど潜らせる。
殻を割って身を取り出したら、赤い薄皮も取っていく。
それをしばらく氷水に浸けると、花が咲いたように身が開いてくる。キレイに花が咲くのは新鮮なカニである証拠とのこと。
鳥取の濃厚で甘いしょうゆにつけていただくと…「あまっ!うまっ!すっごいプリプリしてます。柔らかいし。フレッシュな感じがします、すごく」と驚く吉沢。
さらに、知る人ぞ知る鳥取冬のご馳走「モサエビ」もいただく。深海に生息し、日本海でしか獲れない幻のエビで、卵を抱えている時期が一番おいしいそう。
そのお味は…?「濃厚!めっちゃうま!」「めちゃくちゃ凝縮されてる感じがあります」と堪能した吉沢。
さらに、茹でた若松葉も試食。若松葉はミソが水っぽく流れて固まらないため、脚だけを茹でるそう。
松葉がににまつわる誕生日プレゼントをゲット!?
幻の「若松葉」を堪能したところで、伝説のカニ専門店の前に鳥取砂丘へ。
そこで待っていたのは、街で見かけるリアルなカニの看板を300以上手がけてきた造形職人・今西照一さん。
吉沢の誕生日祝いにと持ってきたのが、松葉がにの親爪!
1週間かけ、カニのリアルな色など全て職人の勘で仕上げたもの。裏面にはネーム入りで、なんとフロアライトにもなるとのこと!
吉沢は「めっちゃすごいですね!カニ俳優だけが持つことが許される、カニ俳優ライトです」と喜んだ。
伝説のカニ専門店「かに吉」創作料理が続々!
そして、いよいよ伝説のカニ専門店「かに吉」を訪問!
店主の山田達也さんは、カニの仲買人の家に生まれた料理人。お店は1日1組限定で、予約は2年待ちなのだとか。
現れたのは、約13万円する1.2kg超えの特上の「浜坂がに」!毎朝、店主自らカニの仕入れに向かい競り落とすという。
まずは、焼き蟹から。
カニ身はバラバラにほぐすことなく塊で提供するのが店主のこだわりで、「カニってみんなほぐすじゃない?僕は外す。ほぐしたら、全部同じ味になっちゃうんですよ」と山田さん。
そのお味は…?「これ本当に、こんなこと言っていいのかわからないですけど、今まで食べたカニの中で一番うまいかも」と吉沢。
「かなり生に近い焼きというか」「カニでこんな食感初めてかも。焼いてるのに全然水分が飛んでない」と驚きを隠せない様子。
続いては、茹でた「極上松葉蟹 煌星の姿盛り」。
「すごすぎる。アートですね」と吉沢。外した身に大量のカニミソをのせていただく。
ひと口で食べ、思わず頭を抱える吉沢。「カニすぎて、今まで食べたどのカニよりもカニかもしれない、これ」と感激した。
お店の名物は、「一九どんぶり」。
カニ身をほぐしてカニミソと和え、ゆず一搾りと醤油をスポイトで3滴たらした一口大のご飯に、カニ身を豪快に乗せたどんぶりだ。
ちなみに、カニ本来の旨味を味わってもらうため、酢は一切使わないのが店主のこだわりとのこと。
「これは贅沢すぎる。いただきます!」と口へ運び…「うますぎる!もうようわからん!うますぎてようわからん!」とおいしさを受け止めきれない様子の吉沢。
さらに、カニの甲羅に酒を入れ、火で炙った甲羅酒も。
「すっごい綺麗な香ばしさ。香ばしい香りがスって抜けて、幸せだなぁ…」と噛み締めた。
他にも「蟹バター」や「蟹味噌シャーベットあんこ乗せ」など店主が考案した驚きのカニの創作料理を味わい…
さらなる目玉は、店主の究極の秘技が光る「カニすき」!
カニの爪を出汁に潜らせ、宙にあげ空気に触れさせながらじっくり火を通し、美しい花を咲かせていく。
「芸術ですねこれは」と言いながらひと口。果たして、お味は…!?
吉沢は幸せそうな顔でペチンと頭を叩き、「やばい」と一言。
「粒立ちがすごすぎて、一個一個の粒がカニとしての存在感がすごくて、もう異次元」と舌鼓を打った。
さらに、締めの1つには「蟹そうめん」も。
カニ身を叩いてバラバラにして、そうめんにした一品だ。
「爽やかな味」と創作料理を味わい尽くす吉沢。そして最後は、「蟹ぞうすい」で締め。
「全てのうま味がここにある」と吉沢も絶賛!
吉沢は「幸せを食べてます、今」と大満足。そして、「世界にはまだいろんなカニがいると思うので、今後も一緒に旅に行きましょう」と次の旅への意気込みを見せた。