伝説の家政婦・志麻さんの古民家DIYプロジェクトはどこまで進んだ?ここまでを一挙振り返り&庭の構想が明らかに
1月12日(金)放送の『沸騰ワード10』は、志麻さんの新居改装の進捗をお届け。過去放送分でご紹介したこれまでの過程も交え、最新の状況を紹介した。
この新居改装プロジェクトの発端は、2022年11月、志麻さんが夢のマイホームを購入したこと。田舎に、400坪にも及ぶ古民家を購入。
40年以上放置された空き家だが、梁や縁側、石造りの台所など志麻さんが一目惚れする要素が満載。夫・ロマンさんの出身地のフランスと、日本の古き良きものを活用し、自分たちでDIYして再生させるというこのプロジェクトに番組も密着することに。
まずは、畳・襖・障子などをすべて取り外して、間取りを再考するところから着手した志麻さんたち。
仮住まいとして古民家の近くへ引越し。節約のため、荷物はできるだけ自分たちで運ぶという徹底ぶり。
春過ぎには、建築家夫婦の長谷川駿さん・久美子さんに模型の製作を依頼。5部屋からなる母屋の間取りと離れの図書館の完成系のイメージを膨らませた。
完成系をイメージできたところで夏からはいよいよDIY作業へ。母家の床板や、瓦の一部、キッチンの天井をはがすなどの大掛かりな作業も自分たちで。
敷地内にある倉庫と離れの整理着手。
ちなみに、整理中には100年以上前に塩や薬などを保管していたツボをはじめ、馬車の車輪や農機具などの珍しいものを続々発見!
綺麗に片付いた倉庫と離れを見て、あれこれと完成の妄想を膨らませた。
新居の家具は、夫・ロマンさんの実家へ里帰りした際にアンティーク家具を買い付け。今回、その家具の中身を見てみると…
縁周りのデザインが特徴的な19世紀にアルザス地方で使われていたテーブルや、18世紀のオーク無垢材で作られたサイドボード(約3万9000円)、20世紀初頭に農場でチーズを保管していた食品庫(約9400円)などが。
こうして、志麻さんが一目惚れしたアンティーク家具を合計22点購入!日本とフランスの文化を融合させた家にするという。
また、あらゆるものを再利用したい志麻さんは、母家に敷かれていた畳36枚をすべて畑へ運び、解体。
狙いは、土の中の微生物の働きを活性化させ、土に養分を吸収させること。
秋には、母屋の裏手とキッチンになる予定の建物横に生い茂った竹や木を大幅に伐採。風通しが悪くなっていることに加え、今後、工事の重機が入れないため全て刈り取るという。
この日、志麻さんは本の撮影が入っていたため、ロマンさんと沸騰ディレクターの2人で作業をすることに。
主に生えているのは篠竹と呼ばれる直径1〜3cmほどで簡単に切れるものだが、何しろ量が多いため切っても切っても終わらない…!
作業開始から4時間かけて、約400本の竹がようやくスッキリ。建物への日当たりや風通しが激変!
途中、志麻さんからの差し入れのシュークルートや羊の煮込みのナバラン、豚肉のプラム煮などで腹ごしらえ。
ここでもやはり再利用したい志麻さん。刈り取った竹を何かに使うべく、すべて畑へ運び、綺麗に並べていくこと2時間。
竹は乾燥させて葉っぱを落とし、今後あることに使うという。
さらに後日、いよいよロマンさんこだわりの庭にも着手!
家の模型をお願いしている長谷川さん夫妻が披露した庭の模型がこちら。注目すべきは、ロマンさん主導で構想を練ってきた、ヨーロッパの公園のように様々な畑や建物が並んだ庭畑。
いわゆる畑やビニールハウスに加え…
ぐるっと野菜を植えられるリング形の畑。
土を掘り下げた場所に作物を植えるという半地下温室・ワリピニまで!
ワリピニでは、土による天然の断熱効果で1年中温度が一定に保たれるため、雨風を防ぎキュウリやナス、トマトといった夏野菜はもちろん、ジャガイモやカブなど根菜も育てることが可能だという。
さらに、畑以外にも生き物に関するこだわりも。「池があったらカエルが来るから、カエルが夜畑行って虫食べてくれる」「トンボが来たら蚊が少なくなる」とロマンさん。
生物の住処である水辺を作ることで、自然のサイクルを活用した畑の害虫対策とするのだそう。様々な生物の生態系空間、ドイツ生まれのビオトープに近いイメージだという。
いろんな種類の生物が集まることを目指し、大きさの違う2つの池を作る予定とのこと。
他に、志麻さんのこだわりで鶏小屋とヤギ小屋も設置予定。「朝の卵が欲しい」(ロマンさん)、「ゆくゆくは(ヤギを)つがいで飼って、乳搾りしてチーズとか作ったりしたい」(志麻さん)と、豊かな生活を想像させた。
ちなみに、畑にヤギを放牧し草を食べてくれることで雑草対策にもなるそう。
さらに、子どもたちが楽しめる工夫も!
「食べる道」と呼ぶ植物ゾーンには、ハーブやベリーなど食べられる植物を植えた小道を作り、まるで森の中を散歩するかのように季節ごとにその日食べたい物を収穫できるゾーンにするという。
そんな自然や生き物と共存する暮らしをテーマにした庭園のような畑のデザインが固まったところで、模型の縮尺通りそれぞれの場所を決めて目印をつけていく作業へ。
この際に使うのが先日、苦労して切った竹。竹を埋め込んで区画を作りビニールテープで囲んで目印にしていく。
さらに、池は自分たちで135cmもの深さに掘るとのこと。庭畑づくりはまだまだ序盤!?
志麻さんの新居改装ドキュメント、2024年もお見逃しなく!