豪雨が降り注ぐ山奥の別荘――。高校生の夏木蒼汰(福崎那由他)が、血に濡れた包丁を手に息を荒げる。目の前には腹部から血を流した女性の死体。途方にくれながらも手についた血を洗面所で洗い流していたその時、突然玄関のインターホンが鳴る!
その頃、東京では鐘場警部補(及川光博)と雨野刑事(田中道子)が城塚翡翠(清原果耶)の噂話をしていた。天気のニュースを見ていた鐘場は、出かける度に嵐に巻き込まれる翡翠が、豪雨の中で殺人事件にでも出くわしているかもしれないと冗談めかして話すが……。
蒼汰のいる別荘のインターホンを鳴らしたのは、案の定、翡翠とパートナーの千和崎真(小芝風花)! バカンスで訪れた山からの帰途、豪雨に見舞われた二人は、朝まで避難させてほしいと蒼汰に頼む。自分の犯行がバレるのではないかと焦りながらも、翡翠たちの可愛らしさに圧倒され、つい二人を受け入れてしまう蒼汰。そんな中、別荘の中を観察した翡翠は、ある違和感を抱き、あざと可愛い魅力を振りまきながら、蒼汰を試すような行動をとる……。翡翠は蒼汰の嘘を暴き、事件の意外な真相を明るみに出すことができるのか!?