日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石澤 顕、以下「日本テレビ」)は株式会社日テレWands(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 重利、以下「日テレWands」)と東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:岡田 俊輔、以下「東芝デジタルソリューションズ」)の協力のもと、AI顔認識システムのための業務用アプリケーション「WhoFinder®」をリリースしました。本アプリケーションは日テレWandsより2022年9月から順次、放送業界向けに販売を開始します。
■『WhoFinder®』の概要
「WhoFinder®」は、事前に登録した人物の顔と名前のデータベース(以下、顔辞書)に基づき、映像内の人物の顔を自動検出するとともにその人物が誰であるかを即時に推定(特定)します。顔認識のAIには、東芝デジタルソリューションズの「カオメタ®」を採用しております。高精度な顔認識をリアルタイムに処理することで、放送業務における出演者の人物確認作業をスピーディーにサポートします。
(上図:ライブ映像をリアルタイムに顔認識する「WhoFinder®」の結果表示イメージ。認識した人物の名前や類似度が表示される他、過去に認識した人物の履歴も表示されます。)
■『WhoFinder®』の特徴
「WhoFinder®」は、生放送番組での使用を想定し、リアルタイム性を追及したAI顔認識システムです。オンプレミス環境で利用できるため、クラウドを利用した顔認識システムと違い、インターネットを使用することによる外部影響を受けにくいシステムとなっています。
下記、「WhoFinder®」の特徴的な機能をいくつかご紹介します。
1.リアルタイム解析
システムに入力された映像に対してリアルタイムで解析結果を表示します。入力端子はSDIやHDMIに対応しており、映像信号を直接取り込むことができます。
取り込んだ映像をリアルタイムに顔認識できるため、特に生放送番組の人物確認に役立ちます。
2.大量動画ファイルの自動顔認識
動画ファイルを所定の場所にコピーするだけで自動的に顔認識を行います。大量の動画ファイルをまとめて顔認識したい場合に便利な機能です。動画ファイルはMXFやMP4に対応しています。
3.写真の本人確認
静止画の顔認識も可能です。顔写真から人物を推定(特定)する場合に使用できます。特に、いくつか似かよった顔写真の中から、最も本人と似ている写真がどれかを判断する際に役立ちます。
4.お客様ごとに独自の辞書を作成
「WhoFinder®」が顔認識で使用する顔辞書は、お客様独自の顔辞書として構築することができます。顔写真は、「ひとり1枚」あれば良く、簡単に顔辞書を構築することができます。他の顔認識システムと比較すると、AIへのデータ登録や学習の手間が省けますので、辞書の構築に費やす労力は大幅に削減できます。
「WhoFinder®」の導入検討やデモをご希望の場合には、下記の【お問い合わせ先】よりお問い合わせください。
また、日テレWandsでは、お客様のニーズにあわせて「WhoFinder®」のカスタマイズも承りますので、お気軽にご相談ください。
※「WhoFinder」は日本テレビ放送網株式会社の登録商標です。
※「カオメタ」は東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です。
【会社概要】
会社名:日本テレビ放送網株式会社
所在地:東京都港区東新橋一丁目6-1
代表者:石澤 顕
設立日:1952年10月15日
会社名:株式会社日テレWands(NTV Wands Inc.)
所在地:東京都港区東新橋一丁目6-1 日テレタワー23階
代表者:鈴木 重利
設立日:2018年7月2日
合併日:2022年4月1日
【お問い合わせ先】
株式会社日テレWands 経営戦略本部 ビジネスディベロップメントディビジョン
e-mail:info-WhoFinder@ntv-wands.co.jp
以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部