「第46回NNS(Nippon Television Network System)アナウンス大賞」の授賞式が3月19日に開催されました。
 この賞は、2024年1月1日から12月31日までに放送された番組を担当した約410人の日本テレビ系列アナウンサーの中から、アナウンス技術の向上などでネットワークに貢献したアナウンサーを表彰するものです。
 今年は、テレビ部門大賞、ラジオ部門大賞、最優秀新人賞に、以下の3人のアナウンサーが選ばれました。また今回、テレビ部門は、審査の段階で2名が同点となる大接戦だったので、改めて審議の上、決戦投票を行い、大賞受賞者を決めましたが、審査会ではその高いアナウンススキル・実況力・コメント力を称え、もう1名に特別賞「ライブコメンタリー賞」を授与することを満場一致で決定しました。

★テレビ部門大賞★
日本テレビ放送網 杉野真実 アナウンサー

授賞理由
報道では、ニュース番組の映像に実況をさりげなく入れたり、災害報道で、緊迫感を伝えるとともに視聴者に適切な呼びかけを行ったりと、日頃の努力、鍛錬がいかんなく発揮されています。また箱根駅伝や全日本大学女子駅伝、ソフトボール中継では、的確な描写、取材で培った説得力ある言葉、落ち着いたトーンで、実況やリポートを担当しました。並大抵の努力では、叶わないような扉を開き、新たな道を開いた杉野さんには、今後も日本の女性実況の道を切り開く活躍を期待しています。
受賞の言葉
伝えられる喜び、伝えなくてはいけない使命感が今まで以上に大きくなった1年でした。育てて下さった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。今後も挑戦することを恐れず、愛を込めて言葉を紡いでいきたいです。

★テレビ部門特別賞「ライブコメンタリー賞」★
四国放送 榎本真也 アナウンサー

授賞理由
スポーツ実況は、歯切れがよく躍動感があり、また、ワンプレーワンプレーの言語化も的確で、見る者を画面に引き込み釘付けにしています。スタジオでのフリートークでも、ゲストを交えた小気味よい会話で、視聴者を飽きさせない進行、言葉選びで、時間がたつのを忘れさせる話芸を持っています。全ての分野において番組のクオリティーを引き上げる、まさに手本となるアナウンサーの一人です。
受賞の言葉
『生きた喋り手』最高の栄誉です。人間臭い放送に拘った17年、支え育ててくれた視聴者、共演者、スタッフ、全国の仲間、家族への感謝で溢れています。今後も賞に恥じぬライブ感を届けるべく精進してまいります。

★ラジオ部門大賞★
秋田放送 酒井茉耶 アナウンサー

授賞理由
柔らかい語り口で、親しみやすく、品があります。と思えば、強めの重いトーンも出すことができています。声が生きています。特に、絶妙な間を作り出すナレーションは、アナウンサーとしての技術のみならず、役者的な技量も非常に高く、ひとつとして同じ表情がない引き出しの多さ、声の使い分けに感動しました。「声に気持ちをのせる」を実践、体現できているアナウンサーです。
受賞の言葉
大阪出身の私が、秋田を愛し秋田のリスナーに愛されるアナウンサーを目指して過ごした19年。
これまで出会った皆様の顔が思い出されます。感謝の気持ちを大切に、伝える相手を想いながら声を届けていきたいです。

★最優秀新人賞(※キャリア3年未満のアナウンサーの中から選ばれます)★
読売テレビ放送 渡邊幹也 アナウンサー

授賞理由
ニュース読みの安定感、スポーツ実況での場面ごとのメリハリ。どの分野においてもレベルが高く、情報番組なども含め、今後、幅広い活躍が期待されるアナウンサーです。特にスポーツ実況では、高めで鋭さのある声が存分に生かされていて、歯切れの良さ、描写ともに群を抜いています。
受賞の言葉
この度は栄誉ある賞をいただきありがとうございます。初めて挑戦するお仕事が多い中で本当に沢山の方々に支えていただいています。「感謝」を忘れず「愛される」アナウンサーを目指して日々精進してまいります。

以上
日本テレビ放送網株式会社 総務局広報部