第2回
- 反対尋問(はんたいじんもん)
- 第1話で、後日、証言台に立つ大学教授に拓が「先日、証言された内容について、もう一度確認させていただきます」と告げたシーンで弁護側反対尋問が登場。そして拓は「裁判長、特別に追加証拠として認めていただきました弁第32号証を映し出させていただきます」と家の設計図を出し、火災の検証映像を「弁第33号証」として映し出した。弁護士が提出した証拠は「弁第X号証」となる。第3話でも、医療裁判に関して「弁第53号証」として電気機器リスト、「弁第55号証」で病院の電気設備を管理する会社の資料を提出するシーンが登場した。
- 情状酌量(じょうじょうしゃくりょう)
- 別府が「裁判の方も、勝算なさそうなんでしょ。情状酌量を狙うか、またはきっぱり手を引く選択肢も…」と語るシーンが登場したが、被告人が犯罪を犯すに至った、被告人に有利な、同情すべき事情をくみ取り、裁判官が刑を減軽することを指す。
- 公判記録(こうはんきろく)
- 第3話のラストで拓が見ている様子が登場する。被害者や関係者が閲覧・コピーできる制度もある。
- 業務上過失致死(ぎょうむじょうかしつちし)
- 第3話、医療事故を扱うストーリーで登場した。業務上必要な注意を怠り、よって、人を死亡させる犯罪をいう。
- 鑑識(かんしき)
- 第4話で登場。犯罪捜査において、血痕等の資料を科学的に調べるのが役割。第6話でも登場する。
- 司法解剖(しほうかいぼう)
- 犯罪性のある、もしくはその疑いのある死体の死因等を究明するために行われる解剖。作中では「遺体の肺に海水とともに、大量の砂が入っていたことが判明…通常の溺死とは明らかに異なる状況から」殺人の疑いでその女性が逮捕される…という形につながっている。
法律監修:室谷光一郎 弁護士(室谷総合法律事務所)